【未経験~経理担当必見】実務に役立つ経理資格取得のおすすめ優先順位を現役経理が紹介します!

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【未経験~経理担当必見】実務に役立つ経理資格取得のおすすめ優先順位を現役経理が紹介します!

経理は専門職であるため、法令や会計基準等、学習を継続して常にスキルアップを図る必要があります。経理のスキルアップの目安として、資格取得を目標とすると学習範囲が明確になりモチベーションも上がりやすくなります。ただ、資格が多すぎてどのような順番で取得するのがいいのか、と迷っていませんか。

  • とりあえず簿記をとっておけばいいの?
  • Excelも必須と言われているけど資格は必要?
  • 税法もいっぱいあって、どれが実務で役立つかわからない

もし、担当する経理業務に関係ない資格を取得しても、スキルアップにつながらず、時間だけを浪費してしまうこととなります。

この記事では、15年以上経理業務を行っている現役経理部員の筆者が、経理実務に役立つおすすめの資格取得順を紹介していきます。僕も入社以来、知識の幅を広げたいと考えて幅広く資格を取得してきました。ただ、使いどころを考えずに取得する資格は何も活かせませんでした。結果的に、せっかく資格試験の学習で知識を陳腐化させてしまった経験もあります。

僕の失敗経験も踏まえ導き出した、効率的な資格取得順を解説します。

チェックポイント

現時点の業務やレベルから考える、資格取得の優先順位を解説

この記事を読むことで、業務担当やレベルに沿った資格取得の順番を知ることができ、経理としての効率的なスキルアップにつなげることができます。

※各資格の詳細は経理未経験でも働きながら取得できる!おすすめ経理資格と勉強法を解説を参照ください。

※僕が考える経理の必須スキルは、経理初心者必見!必要なスキルを経理歴15年の社員が紹介で解説しています。

経理未経験(転職希望含む)や経理初心者は財務会計優先

経理未経験者や経理初心者の場合、まずは基本的な財務会計の知識を得ることが重要です。基本的な知識の有無で、どんな業務担当になるとしても、その後の業務理解度が格段に違ってくるからです。

具体的には、以下の順番で取得していくのがおすすめです。

  1. 簿記3級(日商簿記)
  2. Mos(Excel)(可能なら簿記3級と並行して学習)
  3. 簿記2級
  4. FP3級
  5. 消費税法能力検定2級

経理初心者、特に経理1年目社員の場合は、配属先で原価計算・原価管理の知識が不要と判明した時点で、③の優先順位を下げてもいいです。理由は、簿記2級は、2018年に連結会計が試験範囲に追加されてから難易度が上がってきており、取得に時間を要するためです。

税法の中では、会計処理で実務に最も頻繁にかかわることの多い、消費税の知識の取得を優先します。仕訳を1件キルにも消費税区分を判定できるだけの知識が不可欠なためです。

ただ、未経験で経理に転職希望の方は、簿記2級取得済を前提としている経理求人がそれなりに多いため、転職の選択肢を広げるために簿記2級を確実に取得しておきたいです。難易度は上がっていますが、学習を継続すれば合格できる試験です。

簿記って何、という方は、先にこちらの記事を参照ください。

>>簿記とは何?スキルアップへの第一歩

各資格の学習に当たってのおすすめ教材と学習方法は、以下の別記事で解説しています。

>>【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説

>>【どっちがおすすめ?】簿記2級とビジネス会計検定2級の選ぶポイントを現役経理部員が比較

>>【5千円以下】スタディングFP3級講座は最安でスキマ時間に受講できる!(口コミ9選紹介)

>>【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説

>>Mos試験合格にはUdemyのエクセル兄さんExcel講座が最適!

財務会計担当は簿記および税法の知識優先

経理未経験の方へのおすすめ資格取得順と近いですが、財務会計の知識を優先して取得するのがおすすめです。財務会計の会計処理を行うために、とくに消費税の知識は必須なためです。

  1. 簿記3級
  2. Mos(Excel)(可能なら簿記3級と並行して学習)
  3. 簿記2級
  4. 消費税法能力検定2級
  5. 法人税法能力検定2級

財務会計(特に主計)分野の場合、簿記2級程度の知識は必須となります。連結会計担当ならば、さらに簿記1級も取得したいとことです。財務会計業務は、各帳票ごとに1円単位で整合を取る必要があるため、計算と企業の財務諸表の流れを身に着けることも含めて、高いレベルでの簿記知識の習得が必要です。

また、財務会計担当は、会計基準や各税法の改定への継続的なキャッチアップが不可欠です。例えばここ数年で起こった、影響が大きいと考えられる基準改定の例として、以下があります。

  • 改定後の収益認識基準の適用(2021/4~)
  • 消費税インボイス制度の導入(2023/10~)

そのため、必要に応じて簿記1級消費税法能力検定1,2級を取得しながら最新の制度の理解を進めることも選択肢に入ります。

>>【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説

>>Mos試験合格にはUdemyのエクセル兄さんExcel講座が最適!

税務申告担当は税法優先

税務担当になる場合は、必須となる税法の知識が得られる資格を優先して取得していくのがおすすめです。月次処理~申告までの流れを早い段階で理解することで、その後の業務理解がスムーズに進められるためです。

  1. 簿記3級
  2. Mos(Excel)
  3. FP3級
  4. 消費税法能力検定2級/所得税法能力検定2級
  5. 法人税法能力検定2級

企業の税務申告に関わる、金額影響の大きい税金は以下の通りです。

  • 所得税
  • 法人税
  • 消費税
  • 固定資産税(業種による)

税によって、会計処理・申告方法/時期・納付時期(中間(予定)・期末)がすべて異なるため、すべてを理解するにはかなり時間がかかります。そこで、各税法の資格試験の前にFP試験の学習を行うことがおすすめです。

なぜなら、FP試験の学習を通じて所得税・消費税・固定資産税の基礎を短時間で広く学べるので、その後の税法学習がスムーズとなるからです。

ただ、業務を担当する税が決まっている場合、③FP試験の代わりに、各税法能力検定の1級を取得する選択肢も出てきます。

>>【1級合格者が紹介】税法能力検定とは?0から始める学習法

>>【合格者が解説!】消費税法能力検定1級の効率的勉強法

>>【合格者が解説】経理に役立つ法人税法1級勉強法

経営管理担当は知識の拡大とExcel優先

経営管理担当は、マネジメント層の要望に沿った情報を提供するのがメイン業務となります。広い知識とマネジメント層に向けた資料を作成できるExcelスキルが必要なため、以下の順序がおすすめです。

  1. 簿記3級/ビジネス会計検定2級(過去問を見て取り組みやすい方)
  2. Mos(Excel)
  3. FP3級
  4. 簿記2級
  5. FP2級

ここで注意する点は、経理部門は数値を作り出す部門ではなく、あくまで数値を正確に集計・分析する部門である点です。例えば、経理部門が売上を上げたり仕入れを行うわけではないので、元データは営業部門等から収集することになります。

僕が働いている経理部門では、以下のようなことは頻繁に起きており、経営管理担当は対応しつつ会議に資料を間に合わせる必要があります

  • 会議開始30分前に営業部門から売上数値の変更が入った
  • 会議開始10分前に、連絡を受けていた数値が誤っていたとの連額入った
  • 各資料の数値の整合が取れていないことに取りまとめた後に気がつく

経理部門が取りまとめたことで、その数値は「経理が出した数値」となり、責任を負う形になります。時間がない中でも誤りが許されませんので、早くて正確なExcelスキルは必須と言えます。

経営管理業務で特に報告資料の作成が多い場合は、MosのExcel以外にも関連資格や上位資格を取得してさらなるスキルを磨くと、部内で重宝されます。経理の人はExcelは得意なことが多いですが、PowerpointやWordが苦手な場合も多くあるためです。

  • 報告資料作成が中心→Mos(PowerPoint)
  • 数値の集計や分析が中心→Mos(Excel)Expert、RPA(例:MicrosoftのPowerautomate)

FP試験は、お金についての幅広い知識を学ぶのに最適なため、経営管理担当にもおすすめします。これも、マネジメント層の要望に迅速に対応し、筋道を立てて説明するための基礎知識です。

FP試験(3級、2級)の学習方法、おすすめの問題集については以下の記事でまとめています。

>>【5千円以下】スタディングFP3級講座は最安でスキマ時間に受講できる!(口コミ9選紹介)

>>【3万円以下】スタディングFP2級講座を活用してスキマ時間で合格する方法(口コミ7選紹介)!

>>【厳選】きんざいFP2級対策におすすめの問題集を徹底比較

また、Mos(Excel)試験のおすすめ学習教材については以下の記事でまとめています。

>>Mos試験合格にはUdemyのエクセル兄さんExcel講座が最適!

資金管理担当はお金の知識全般と税法の知識優先

資金管理は、年間の資金計画→月々の資金見込→日々の資金繰り と企業の資金状況の管理と運用を行う担当です。特に金額影響の大きい税金や社会保険等はタイミングと金額規模を把握するため、社会保険や年金、および税法の学習は不可欠となります。

  1. 簿記3級/ビジネス会計検定2級
  2. Mos(Excel)
  3. FP3級
  4. FP2級
  5. 税法能力検定(消費税/法人税/所得税)

会社の規模が大きくなると、各税法を優先して学ぶ必要がある場合があります。その場合は④と⑤の順番を入れ替えるのもいい順番といえるでしょう。

まとめ:資格取得順を意識し、効果的にスキルアップ!

経理の業務範囲は幅広いため、各業務担当(財務会計/税務申告/経営管理/資金管理)ごとに、おすすめの資格取得手順を紹介しました。共通する点は以下の通りです。

  • 簿記3級は必須(経理にとっての共通言語)
  • Excelも必須(特に経営管理では生命線)
  • 税法知識も、最低限おさえておく必要がある(全般を学ぶならFP)

基本的に、その分野の知識をすでに持っていない場合、専門学校の利用がおすすめです。働きながらの資格取得では時間が限られているため、専門学校の教材に沿って学習する方が効率的です。

この記事のおすすめ取得順を参考に、資格取得を通じて経理としてキャリアアップしましょう。

※各資格のおすすめの専門学校・教材の内容は以下の記事を参照ください。

簿記検定:【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説

FP試験(ファイナンシャルプランニング技能検定)

>>【5千円以下】スタディングFP3級講座は最安でスキマ時間に受講できる!(口コミ9選紹介)

>>【3万円以下】スタディングFP2級講座を活用してスキマ時間で合格する方法(口コミ7選紹介)!

Mos試験(Excel)

>>Mos試験合格にはUdemyのエクセル兄さんExcel講座が最適!

税法能力検定

>>【1級合格者が紹介】税法能力検定とは?0から始める学習法