【資格保有の経理職が解説】簿記とFPの比較:どちらが必要か?

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【資格保有の経理職が解説】簿記とFPの比較:どちらが必要か?

あなたは、財務の世界でのキャリアアップを目指しているが、「FPと簿記、どちらの資格を取得すべきか」という選択に直面していませんか?このような疑問は、多くの方が抱える共通の悩みです。

メーカー経理歴15年の僕も、簿記1級を保有した状態で経理となり、その後にFP2級を取得しました。この2つの資格から得られた知識分野はかなり異なるものでしたが、どちらも経理業務には活用できています。

この記事では、「FP」と「簿記」の資格、それぞれの特徴、職業での活かし方、そしてどのようにしてあなたのキャリアプランに適合するかを詳しく解説します。読者の皆様には、自分自身のキャリア目標、興味、強みを基に、最も適した資格選択をするための具体的な洞察を提供します。どちらの試験も現在はネット試験(CBT試験)対応しており、受験しやすくなっています。

最終的に、この記事が「FPか簿記か」という選択に立った際に、あなた自身の知識やキャリアアップ等、目的に結び付く方を選ぶことができません。

FP・簿記入門:FPと簿記とは何か

FP(ファイナンシャルプランナー)の基本

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、個人や家庭の財務計画に関してアドバイスを提供する専門家です。これは、お金の管理、投資、保険、税金などに関する知識が必要です。例えば、家計を船に例えると、FPは航海の案内人のような役割を果たします。彼らはあなたの船が安全で効果的な旅をするための最適なルートを提案します。

簿記の基礎知識

簿記は、企業や個人事業主の財務状況を記録・管理するためのシステムです。これにより、収入や支出、資産や負債を正確に追跡することができます。簿記を学ぶことは、自分の財務状態を理解し、より賢い財務決定を下すのに役立ちます。たとえば、簿記を日々の家計簿の管理と考えると、どのくらいのお金がどこから来て、どこに消えているのかを明確にすることができます。

クロマル
クロマル

FPは個人、簿記は企業を主な対象としている点が違います。 

FPと簿記の接点とは?

FPと簿記の間には深い関連があります。FPは、簿記の原則を利用してクライアントの財務状況を分析し、適切なアドバイスを提供します。簿記の知識は、FPにとって財務計画を立て、クライアントに適切な指導をするための基礎となります。例えば、医師が患者の健康状態を診断するために必要な検査結果を解析するように、FPは簿記を用いて財務の健康状態を診断します。

簿記とFPの資格は、それぞれが異なる専門分野に焦点を当てていますが、両方とも金融および経理の知識を深める上で非常に価値があります。個人の資産管理や企業の財務管理に関心がある人には、これらの資格はキャリア発展に役立つ重要なステップとなるでしょう。

簿記資格とは:目指せるキャリアとその価値

簿記資格の種類とその特徴

簿記資格にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。日本で主に認知されているのは、日本商工会議所が実施する「日商簿記検定」です。これにはレベルがあり、3級から1級まで存在します。3級は簿記の基本を学び、1級は高度な財務管理と分析ができるレベルです。これを学校での試験に例えると、3級は基礎学習であり、1級は上級レベルの専門知識を身につけることに相当します。

簿記検定の種類については、簿記の種類を知ろう!あなたの目的別選択法で解説しています。

簿記資格を取得するメリット

簿記資格を取得することには大きなメリットがあります。まず、財務知識の向上があります。これは個人的な資産管理にも役立ちます。また、キャリアの面では、簿記の資格は経理や会計の分野での就職や昇進に有利に働きます。具体的には、料理でレシピを理解し応用する能力を身につけるようなものです。基本的な知識があれば、さまざまな状況に応じて適切な判断ができるようになります。

簿記資格が活きる職種とキャリアパス

簿記資格は、特に経理や会計の分野でその価値を発揮します。経理部門では日々の取引の記録や財務報告の作成に関わり、会計士や財務分析の職にも進むことができます。キャリアパスとしては、初級の職から始めて、経験とともにより高度な職へとステップアップしていくことができます。

これは、スポーツで基本技術を磨き、徐々に上級技術に進むことに似ています。基本をマスターすればするほど、高度な技術に挑戦できるようになり、キャリアの幅も広がります。

FP資格とは:個人の資産設計をサポート

FP資格の種類と役割

FP(ファイナンシャルプランナー)資格には、主に2種類があります。AFP(アソシエイト・ファイナンシャル・プランナー)とCFP(認定ファイナンシャル・プランナー)です。AFPはFPの入門レベルで、基本的な財務計画の知識を有します。一方、CFPはより高度な知識を持ち、包括的な財務計画を提供できます。これらを例えるなら、AFPは一般的な医者、CFPは専門医と考えることができます。専門医のように、CFPはより複雑な財務状況を扱うことができるのです。

FPの各級については、FPスタートガイド:何級から挑戦すべき?の記事で紹介しています。

FP資格取得のメリット

FP資格を取得するメリットは大きく二つあります。まず、専門的な財務知識が身につき、個人の財務計画をより適切に管理できるようになります。また、職業としての幅も広がります。例えば、料理人が特定の料理技術を身につけることで、より多くの客にサービスを提供できるように、FP資格を持つことで、さまざまなクライアントのニーズに応えることができます。

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FPとしての活躍フィールド

FPとして活躍できるフィールドは多岐にわたります。個人の資産管理から、企業の財務計画、さらには教育や相続に関する計画まで、幅広い分野でのアドバイスが可能です。たとえば、スポーツコーチが選手の能力を見極めてトレーニング計画を立てるように、FPはクライアントの財務状況を理解し、最適な計画を提案します。

以上のようにFP資格は、個人の資産設計をサポートするだけでなく、多様なキャリアパスを提供する有意義な資格です。

簿記とFPの違いを徹底解説

簿記とFPの対象範囲の違い

簿記とFP(ファイナンシャルプランナー)は、扱う対象範囲が異なります。簿記は主に企業や個人の財務記録に焦点を当て、収入や支出、資産や負債の管理に関連します。一方で、FPは個人や家族の財務計画全般を扱い、投資、保険、税金、退職計画などの広範なアドバイスを提供します。簿記が「会計の記録」と考えると、FPは「財務計画の建築家」と言えます。

簿記とFPの役割と目的の違い

簿記の主な役割は、財務情報の正確な記録と報告です。これにより、企業や個人は自身の経済状態を正しく理解し、適切な財務決定を行うことができます。一方、FPの目的は、クライアントの財務目標を達成するための計画を作成し、具体的なアドバイスを提供することです。例えば、簿記が船の航海日誌をつける船員であるとすれば、FPは船の航路を決定する船長のような存在です。

簿記とFPの資格取得プロセスの違い

簿記の資格取得は、通常、日商簿記検定などの試験に合格することによって行われます。これは、理論知識と実践技能の両方を評価します。一方、FPの資格取得は、AFPやCFPなどの認定試験に合格することが必要であり、これには広範な財務計画に関する知識と実践能力が求められます。簿記の資格取得が数学の試験に合格することに例えられるなら、FPの資格取得は医学部の入試に合格し、その後臨床経験を積むことに似ています。

このように、簿記とFPは、それぞれ独自の特徴と役割を持ち、財務の世界において重要な位置を占めています。

資格簿記FP
対象範囲財務記録中心財務計画全般
受験要件なし2級以上は有り(3級取得 等)
公式HP日本商工会議所きんざい
日本FP協会

簿記とFPの難易度比較

簿記資格の取得難易度

簿記資格の取得難易度は、レベルによって異なります。日商簿記検定では、3級が最も基本的なレベルであり、比較的簡単な内容から始まります。しかし、レベルが上がるにつれて、2級、1級と難易度は高まります。1級では、複雑な財務状況の分析や高度な会計処理が求められます。これを学校の試験に例えると、3級は中学校レベル、1級は難関大学レベルの内容に相当します。

FP資格の受験難易度

FP資格の難易度もまた、AFP(アソシエイト・ファイナンシャル・プランナー)とCFP(認定ファイナンシャル・プランナー)で異なります。AFPは基本的な財務計画の知識を問うため、一般的には中級レベルの難易度です。CFPはより高度な知識と実践的なスキルを要求するため、難易度は高いとされます。CFPの試験は、大学院レベルの専門知識と実践能力が求められると考えることができます。

難易度比較から見る受験戦略

簿記とFPの資格を比較すると、簿記は基本的な財務管理と会計の技能に重点を置き、FPは広範な財務計画とアドバイスに焦点を当てています。受験戦略としては、まず自分の興味とキャリア目標を明確にすることが大切です。簿記が会計や経理に関する専門性を深めたい方に適しているのに対し、FPは個人や企業の幅広い財務計画に興味がある方に向いています。このように、自分の目指す方向性に合わせて資格を選ぶことが重要です。

簿記とFP、どちらの資格があなたに適している?

簿記資格をおすすめする人の特徴

簿記資格は、特に数値に強い関心を持ち、細かいデータの管理や分析に興味がある人に適しています。会計や経理の職に就いている、または就きたいと考えている人にも最適です。この資格は、組織の財務状態を正確に把握し、報告する能力を養うため、細部に注意を払い、整理整頓が得意な人に向いています。たとえば、パズルを解くのが好きな人が、簿記の資格取得に適していると言えるでしょう。

FP資格の学習方法と受験準備

FP資格の学習には、幅広い財務知識が必要です。学習方法としては、専門の教材やオンラインコースを活用することが推奨されます。また、実践的なケーススタディを通じて、理論を実際の状況に応用する練習を行うことが重要です。受験準備には、模擬試験を利用して実際の試験環境を体験することも有効です。スポーツ選手が試合前にトレーニングを積むように、FP資格の試験に向けて実践的な準備をすることが成功の鍵です。

自分のキャリアプランに合わせた選択

簿記とFP資格の選択は、個々のキャリアプランに大きく依存します。自分が目指すキャリアに最も適した資格を選ぶことが重要です。例えば、会計や経理の専門家を目指す場合は簿記資格が適しています。一方、幅広い財務計画に関わりたい場合はFP資格が良い選択です。この決定は、スポーツ選手が自分の得意な競技を選ぶようなものです。自分の強み、興味、目指すキャリア目標に基づいて、最も適した資格を選ぶことが大切です。

資格取得の学習方法と準備

簿記資格の学習方法と受験準備

簿記資格の学習には、まず基本的な会計原則と簿記の理論を理解することが大切です。これには、専門の教科書やオンライン教材を利用すると効果的です。実際の簿記の問題を解く練習を積むことで、試験での問題解決能力を高めることができます。

また、過去問題を解くことで試験の形式や問題の傾向を把握し、対策を立てることが重要です。これは、スポーツでいうところの試合前のウォームアップや戦略立てに似ています。

簿記の学習方法については、【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説で解説しています。

FP資格の学習方法と受験準備

FP資格の学習には、広範囲の財務知識が必要です。ここでは、財務計画、投資、税金、保険、退職計画など、多岐にわたる分野の学習が求められます。専門書籍の読み込み、オンライン講座やセミナーへの参加が有効です。

また、実際のケーススタディを解析することで、理論を実際のシナリオに適用する力を養うことが重要です。模擬試験を利用して、実際の試験環境を体験し、時間管理や問題解決スキルを磨くことが勝利への鍵となります。

FP3級の学習方法については、【5千円以下】スタディングFP3級講座で最安でスキマ時間に合格!(口コミ9選紹介)で解説しています。

効率的な学習計画の立て方

効率的な学習計画を立てるには、個々の学習スタイルを理解し、それに合わせたスケジュールを作ることが重要です。例えば、短時間集中型の人は、短い時間で集中して学習する方法を取り入れると良いでしょう。また、長期的な目標を設定し、それを小さな目標に分割することで、モチベーションを維持しやすくなります。

進捗を定期的に評価し、必要に応じて計画を調整する柔軟さも大切です。学習計画は、旅行計画を立てるように、目的地(目標)を明確にし、そこに至るルート(学習スケジュール)を計画的に設定することに似ています。

簿記とFPのダブルライセンス取得戦略

ダブルライセンス取得のメリット

簿記とFPのダブルライセンスを取得することは、多くのメリットがあります。まず、両方の資格を持つことで、財務知識の幅が広がり、より包括的なアドバイスが可能になります。例えば、簿記の知識が会計と財務の基盤を固める一方で、FPの知識は個々のクライアントに合わせたオーダーメイドの財務計画を提供することができます。

これは、料理で言えば、和食だけでなく洋食も作れるシェフのようなものです。幅広いスキルを持つことで、より多くの顧客のニーズに応えられるようになります。

クロマル
クロマル

僕自身、簿記1級の上にFP2級を取得したことで、経理業務の全体像が見えました

取得の順番と効率的な学習方法

ダブルライセンス取得の際、通常は簿記の資格から始めることがおすすめです。簿記は財務の基本的な枠組みを提供し、FPの学習に役立つ土台を築きます。簿記の資格取得後、FPの資格に進む際には、簿記で身につけた基本的な財務知識を応用し、より広範な財務計画の学習に取り組むことが効率的です。

  1. 簿記3級
  2. FP3級
  3. 簿記2級・FP2級のうち知識を深めたい方

学習方法としては、両資格の共通する部分を強化しつつ、各資格の独自の部分にも注力することが重要です。

ダブルライセンス取得者のキャリアパス

ダブルライセンスを持つことで、会計、経理、ファイナンシャルプランニングなど、より幅広いキャリアパスが開けます。例えば、企業の財務部門や会計事務所での専門家としての役割から、個人顧客に対する独立したファイナンシャルアドバイザーまで、様々な職種に適応することができます。

ダブルライセンスは、複数の言語を話せる通訳のように、さまざまな環境やニーズに対応できる柔軟性を持ち合わせています。これにより、キャリアの選択肢が大きく広がり、より多くの機会を掴むことができるようになります。

FP、簿記の資格活用:経済的自立へのステップアップ

資格取得後のキャリア展開

FPや簿記の資格を取得した後、多くのキャリア展開の選択肢があります。簿記資格を持つことで、経理や会計の専門家として企業で働く道が開けます。一方、FP資格は、個人の財務計画や資産管理のアドバイザーとしての道を開きます。

例えば、簿記資格は調理師が調理技術を身につけることに似ており、そのスキルを活かしてレストランで働くことができます。一方、FP資格は、栄養士のように個々の顧客に合わせた食事計画を提供することに似ています。

クロマル
クロマル

特に資金や税務の担当ならば、簿記/FP両方の知識は必須

資格を活かした副業・独立

これらの資格は、副業や独立にも大きな可能性を秘めています。簿記の知識を活かして、フリーランスで会計サービスを提供することができます。また、FPとしては、個人顧客に対する財務計画の相談業務を行うことが可能です。

このように、資格は副業や独立を目指す際の強力な武器となります。例えば、普段は会社員として働きつつ、週末には自分の専門知識を活かしたコンサルティングサービスを提供する、というような形です。

資格を活かした資産形成と節税

FPや簿記の資格は、個人の資産形成や節税にも役立ちます。FPの知識を活かして、効率的な投資計画や退職計画を立てることができます。簿記の知識は、個人や家族の財務管理をより効果的に行い、節税につなげることが可能です。これは、自分の家の庭を手入れするガーデニングの技術を身につけることに似ており、その技術を使って、家計を豊かにし、無駄を省くことができます。

FPと簿記の資格は、経済的自立へのステップアップに大いに貢献します。これらの資格を活かして、幅広いキャリア展開、副業や独立、そして資産形成と節税の道を探求することができます。

まとめ:FP・簿記のダブルライセンスで相乗効果を狙おう

ファイナンシャルプランナー(FP)と簿記は、財務管理の世界で重要な役割を果たします。FPは個人や家庭の財務計画を専門とし、財産管理、投資、保険、税務など多岐に渡る知識を提供します。これは、家計の航海計画を立てる船長のような役割です。

簿記は、企業や個人の財務状態を記録・管理するためのシステムであり、収入や支出、資産や負債を正確に追跡することを可能にします。簿記は日々の家計簿の管理と比較でき、FPは簿記の原則を活用してクライアントの財務状態を分析します。

資格取得は、専門知識を深めるための重要なステップです。簿記資格は、基本から高度なレベルまであり、財務管理や分析に必要なスキルを提供します。FP資格は、広範な財務計画に関する知識を要求し、個人の財務目標を達成するための計画を作成します。これらの資格は、経理のプロとしてのキャリアの幅を広げ、個人の資産管理や企業の財務計画においても有益です。

ダブルライセンス(簿記とFPの資格の両方を持つこと)の取得は、さらに大きなメリットを提供します。これにより、財務知識の幅が広がり、より包括的なアドバイスが可能になります。簿記資格を最初に取得し、その後FP資格を目指すことが一般的です。ダブルライセンスは、会計、経理、ファイナンシャルプランニングの分野で幅広いキャリアを築くことができます。

この記事における重要なポイントは以下の通りです。

  • FPの役割:個人や家族の包括的な財務計画を提供。
  • 簿記の重要性:財務状態の正確な記録と管理。
  • 資格取得のメリット:専門知識の向上とキャリアの拡大。
  • ダブルライセンスの利点:より広範な知識とアドバイスの提供能力。
  • キャリア展開:会計、経理、ファイナンシャルプランニングの分野での多様な機会。

ぜひ、重要性を理解したうえで、FPおよび簿記の学習に取り組みましょう。

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