【現役経理が解説】経理職を目指す、簿記を持っていない方への指針

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【現役経理が解説】経理職を目指す、簿記を持っていない方への指針

「経理になりたいけれど、簿記の資格がない」そんな悩みを抱えているあなたへ。経理の世界は簿記資格だけが全てではありません。

  • いきなり経理に配属されてしまってなんの知識もない
  • 経理ってどんなことをするの?
  • 簿記がわからないと仕事にならない?

僕自身、経理歴15年の経験の中で、簿記資格を持たない状態で経理に配属されてくる方も見てきました。その道のりは、楽ではないですが十分可能であることをお伝えします。

この記事では、資格を持たない状態から経理となり、どのようにして経理の分野で成功を収めることができるのか、その具体的な方法と実践的なアドバイスを提供します。実務経験の重要性、他の関連スキルの習得、そしてノンキャリアから経理のプロになるための戦略まで、簿記資格がないあなたが経理として成功するためのヒントが詰まっています。この記事を読むことで、簿記資格の有無に関わらず、経理の道を歩む自信と知識を得ることができるはずです。

経理業務の概要

経理業務は、企業の財務状態を正確に把握し、管理する重要な役割を果たします。
これは、会社の収入と支出を記録し、財務報告を作成することで、会社の経済的健全性を保つために必要です。例えば、売上の記録や経費の支払いなど、日々の取引を適切に記録することで、会社の財政状況が明確になります。
したがって、経理業務は会社運営において不可欠な部分であると言えます。

経理業務と簿記の基本的な関係

簿記は経理業務の基礎を形成します。なぜなら簿記とは、財務取引を体系的に記録する方法であり、経理業務において正確なデータを提供するために必要です。たとえば、簿記では「借方」と「貸方」を使って取引を記録します。これにより、一つの取引が会社の財務にどのように影響するかを正確に把握できます。したがって、簿記の知識は経理業務を遂行する上で基本的かつ重要です。

簿記が経理職で果たす3つの重要な機能

簿記は経理業務において三つの重要な機能を果たします。それは、記録、整理、報告です。
これらの機能により、経理は会社の財務状態を正確に追跡し、管理することができます。

  • 記録:すべての財務取引を日付順に記録します。
  • 整理:取引を分類し、財務報告の準備に役立てます。
  • 報告:整理されたデータを基に、財務状況を明確に示す報告書を作成します。

これらの機能を通じて、簿記は経理業務の効率化と正確性の向上に寄与します。

簿記資格がなくても経理になれるケース

未経験から経理に入る方法

簿記資格がなくても、他の方法で経理の職に就くことは可能です。
なぜなら、経理職は、簿記の基本的な知識があれば、実務を通じて学ぶことが多いため、資格がなくても入職する道があります。例えば、会社によっては、未経験者向けの研修制度を設けており、そこで必要な知識やスキルを身につけることができます。
したがって、簿記資格がない場合でも、他の形で経理の知識を学ぶ意欲があれば、経理職に就くことは十分可能です。

経理業務未経験でも求められる能力

経理業務未経験でも、特定の能力があれば社内の異動で経理の職に就くことができます。
理由は、経理業務には、数字に対する正確さや、組織化能力など、簿記の知識以外にも重要なスキルが求められるからです。
たとえば、Excelでのデータ入力の正確性や、複雑な情報を整理する能力、コミュニケーションスキルなどは、経理業務で非常に重要です。
このように、簿記の知識以外の能力も経理職には不可欠であり、これらの能力を持っていれば、未経験者でも経理の仕事に挑戦することが可能です。

  • Excelスキル
  • 数値の理解力
  • 説明スキル

ただやはり、転職等で経理に就くには「簿記2級」を応募の条件とする企業も多いのが事実です。

簿記資格なしでも経理に強くなる方法

実務経験を積むことの価値

実務経験を積むことは、経理に強くなるために非常に価値があります。
理由は、実際の職場での経験は、理論だけでは学べない現実的な問題解決能力や適応力を養えるためです。例えば、日々の取引記録や月次決算の作業を通じて、経理の実務における細かなポイントや流れを学ぶことができます。

  • 簿記1級保有の経理未経験者
  • 簿記を持っていない経理歴10年のベテラン

どちらが即戦力となりやすいか、という視点で選ぶと、おそらく後者となるでしょう。
したがって、実務経験は、簿記資格を持たない人が経理スキルを高めるのに非常に役立ちます。

他の経理関連資格やスキルを身につける

簿記資格以外にも、経理に関連する資格やスキルを身につけることで、経理の専門性を高められます。
これには、会計ソフトの操作スキルや財務分析の能力など、現代の経理業務に必要な多様なスキルが含まれます。
たとえば、会計ソフトの操作技術を習得することで、日々の業務の効率化を図ることができますし、財務分析のスキルを身につけることで、より戦略的な視点で経理業務に取り組むことが可能になります。

  • 会計ソフトの知識
  • 税務の知識
  • 財務分析のスキル
  • Excelのスキル


このように、簿記資格だけではなく、他の資格やスキルを習得することも、経理としての専門性を高める重要なステップです。

Excelスキルを磨くならば、MOS資格を取得するのがおすすめです。学習方法については、【経理業務に役立つ】MOS通信講座の選び方と学習のコツで解説しています。

簿記を持っていない経理職のデメリット

転職市場での不利点を知る

簿記資格を持っていないことは、転職市場で不利に働くことがあります。
なぜなら、多くの企業は経理職の採用に際して、簿記資格を重要な資格とみなしており、特に「簿記2級」資格がないと応募すらできない求人も多くあります。
したがって、簿記資格がないことは、転職市場で選択肢が狭まる、というデメリットがあります。

昇進やキャリアアップの影響

簿記資格がないことは、昇進やキャリアアップに影響を与えることがあります。
なぜならば、資格は専門知識や能力の証明と見なされるため、昇進やキャリアアップの際に重要な要素となるからです。 たとえば、管理職やより専門的な職務への昇進を目指す際、簿記資格を持つことが、その能力の証明として求められることがあります。
このように、簿記資格を持たないことは、昇進やキャリアアップに影響を与える点がデメリットと言えます。

簿記資格をとるメリットと検討ポイント

簿記資格取得のメリット

簿記資格を取得することには、多くのメリットがあります。
この資格は、会計の基本知識を身につけることができるだけでなく、職場での信頼性や昇進、転職の際の強みとなるためです。
例えば、簿記資格を持っていることで、経理職に応募する際には優位性を持つことができますし、実務での決算処理や財務分析など、より高度な業務にも対応できるようになります。
したがって、簿記資格は、経理業務における専門性を高め、キャリアアップに貢献する重要な資格です。

資格取得前に検討すべきポイント

資格取得を検討する前に、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。それは、資格取得の目的、学習にかかる時間や費用、そして自身のキャリア計画です。
たとえば、自分がどのような経理のポジションを目指しているのかを明確にし、そのために必要な資格レベルを検討する必要があります。また、学習期間やコストも、計画において重要な要素です。
このように、簿記資格取得の検討に際しては、自分の目標と現実的な状況を考慮することが重要です。

どの簿記資格を目指すべきか?

簿記資格にはいくつかのレベルがあり、自分の目標や能力に合った資格を選ぶことが大切です。
各資格は、知識レベルや専門性が異なるため、自分のキャリアプランに合わせた選択が必要です。
例えば、基本的な知識を身につけたい場合は初級簿記から始めることが良いでしょう。より高度な知識や専門性を目指すなら、中級や上級簿記を目指すことを考慮すべきです。
したがって、自分のキャリア目標に合わせて、どのレベルの簿記資格を目指すかを慎重に選択することが重要です。

簿記の種類については簿記の種類を知ろう!あなたの目的別選択法で詳しく解説しています。

簿記資格取得のための勉強法とおすすめの学習リソース

効率的な簿記の勉強法

効率的な簿記の勉強法を身につけることは、資格取得への近道です。
簿記は理論と実践のバランスが重要で、理解しやすい方法で学習することが効果的です。
まず、基本的な簿記の原則を理解し、実際の取引例を用いてそれを実践する演習を行うことが有効です。また、定期的な復習を行い、知識を定着させることも大切です。
このように、理論と実践を組み合わせた勉強法は、簿記の理解を深めるのに役立ちます。

独学とスクールのメリット、デメリット

簿記の学習方法としては、独学とスクールの受講がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
独学は時間や費用を節約できますが、分からない点の解決が難しいことがあります。一方、スクールは専門家のサポートを受けられますが、費用がかかります
たとえば、独学であれば自分のペースで学ぶことができますが、スクールでは専門家から直接質問できる利点があります。
したがって、自分の学習スタイルや予算に応じて、独学とスクールのいずれかを選択することが重要です。

おすすめの学習教材やオンラインコース

効果的な学習のためには、適切な学習教材やオンライン通信コースの選択が重要です。なぜなら良い教材やコースは、理解を深めるのに役立ち、学習の効率を高めるからです。
現在、市販の簿記テキストも基本から学べる内容が豊富で、自分で学習の計画を立てられる人ならば合格までつなげることも可能です。一方、オンラインコースではビデオ講義やインタラクティブな学習が可能で、効率的に学習をッ住めることができます。
このように、自分の学習スタイルに合った教材やコースを選ぶことで、簿記の学習をより効果的に進めることができます。

簿記2級のおすすめ教材については、以下の記事で解説しています。

>>【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説

>>【スキマ時間活用】簿記2級に一発合格!1級合格者が勉強法を解説!

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簿記資格がなくても活躍できる経理のキャリアパス

資格なしでも可能なキャリアパス

簿記資格がなくても、経理分野で成功するための多様なキャリアパスが存在します。理由として、現代の経理業務は多岐にわたり、実務経験や他のスキルが評価されることも多いため、資格だけがキャリアを左右するわけではないからです。たとえば、小規模企業の経理担当者や、特定の会計ソフトウェアのスペシャリストなど、簿記資格以外の能力が重視される職種もあります。
このように、簿記資格がなくても、特定の専門分野や企業のニーズに合わせたキャリアを築くことは十分に可能です。

資格なしでもスキルアップする方法

簿記資格に向けて学習することが経理知識を得るために効率的な方法のひとつであることは間違いないです。ただ、資格がない場合でも、独学や実務経験を通じてスキルアップする方法があります。
実務経験は理論知識を補完し、実際の業務に直結するスキルを身につけることができます。
例えば、実際の業務を通じて会計ソフトの操作技術や、財務分析の能力を磨くことができます。また、オンラインコースやセミナーで最新の会計知識を学ぶことも有効です。
したがって、簿記資格がなくても、積極的に学習と実務経験を組み合わせることで、スキルアップが可能です。

ノンキャリアから経理プロになるためのアドバイス

簿記資格がない状態から経理のプロフェッショナルになるためには、具体的な戦略が必要です。
経理の専門家になるには、実務経験を積むだけでなく、必要なスキルや知識を継続的に更新していくことが重要です。
まず、経理に関連する業務に従事しながら、会計や財務に関する基礎知識を身につけることが重要です。さらに、業界のトレンドや新しい会計規則について学び、専門性を高めていくことが推奨されます。
このように、継続的な学習と実務経験を通じて、簿記資格がなくても経理の専門家として成長することは十分に可能です。

まとめ 簿記を持っていない場合はキャリア戦略が大事

経理のキャリアは、簿記資格が全てではありません。簿記資格がない人でも経理の分野で活躍する方法は数多くあります。まず、経理業務の基礎知識は実務を通じて身につけることが可能です。実際に経理の仕事をしていく中で、必要なスキルや知識は自然と習得できます。

資格がない場合の経理職へのアプローチとしては、まず未経験からの入門が考えられます。多くの企業は未経験者に対して研修を提供しており、そこで基本的な経理の知識やスキルを学ぶことができます。また、経理業務未経験でも求められる能力、例えばコミュニケーション能力やデータ管理能力を磨くことも重要です。

簿記資格がなくても経理に強くなる方法としては、実務経験の積み重ねが最も重要です。実際の業務を通して得られる知識は、理論だけでは得られない貴重なものです。加えて、他の経理関連の資格や会計ソフトの操作スキルを学ぶことも有効です。

資格がないことのデメリットとして、転職市場での競争力の低下や昇進、キャリアアップの機会に影響が出る可能性があります。しかし、これは継続的な学習とスキルアップでカバーすることができます。経理分野での成功は、簿記資格の有無だけではなく、経験、スキル、知識の積み重ねによって決まります。

重要なポイントは以下のとおりです。

  • 実務経験の重要性: 経理業務は実務を通じて学ぶことが多く、現場での経験から多くを学べる。
  • 未経験からの入門: 未経験者向け研修を通じて基本を学ぶことが可能。
  • 非技術的スキルの重要性: コミュニケーション能力やデータ管理能力など、技術的なスキル以外の能力も重要。
  • 他の資格やスキルの学習: 簿記以外の関連資格や会計ソフトの操作スキルを学ぶことで、キャリアの幅を広げる。
  • 継続的な学習とスキルアップ: 転職市場や昇進の際のデメリットを克服するために、常に学び続け、スキルをアップデートすること。

経理は、簿記の有無にかかわらず、なってからも勉強を継続することが活躍するための必須要件です。現時点で簿記資格を持っていないからと物おじせず、経理へのキャリアを検討してみましょう。

経理職におすすめの資格は以下の記事で解説しています。

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