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お金の知識を得るために勉強したいけど時間がない、と考えていませんか。お金に関する書籍は多く出ているものの、1冊で網羅的に学べる書籍は少ないです。
例えば気になる分野の本を数冊読んだとしても、知識が偏ってしまいがちですので、網羅的にお金について学ぶならば、FP3級の学習が一番と言えます。ただ、働きながらの勉強は決して簡単ではなく、以下のような問題に突き当たると思います。
- FP試験の勉強をしたいけど時間が取れない
- テキストを読んだけど身についた気がしない
僕も、経理として毎日のように残業がある状態で、なかなか机に座って勉強できませんでした。ただ、スタディング通信講座の教材をメインで活用して、スキマ時間を活用して耳からインプットすることで、
FP3級の学習開始から3ヶ月で9割以上の得点で合格できました。机に座って勉強する時間は、1日1時間未満のときがほとんどでしたが、その時間をすべて問題演習に回せたことが合格の要因でした。
使用したのは以下の教材です。
- スタディングFP3級講座←メイン教材
- みんなが欲しかった!FP3級の問題集←苦手分野の補足
この記事でわかること
- 経理業務にFP知識がどう役立つか
- 3ヶ月で合格するための具体的な学習スケジュール
- 実際にFP3級を学習した結果、業務に生じたメリット
結論として、適切な計画と効率的な学習法があれば、働きながら3ヶ月でFP3級に十分合格可能です。
問題集の値段で通信教育!
(スタディングのHPにも僕の合格体験記が掲載されています(kuromaru09)。)

経理職の僕がFPを学習した理由:子会社の資金管理業務の為

経理の仕事は、会社の数字を扱う責任ある業務ですが、時には専門知識の壁にぶつかることもありますよね。
私がFPの学習を始めたのは、会社の重要な業務を担当することになったのがきっかけでした。
ここでは、私がFP学習に踏み切った具体的な理由について詳しくご紹介します。
- 資金繰り業務担当になった
- 税務申告担当になった
これらの業務を通じて、FPの知識が経理としての専門性を高める上で不可欠だと感じたのです。
最も困ったのが、金額の大きい税金や給与関係のタイミングを知らなかったことです。消費税法能力検定や法人税法能力検定等を学習していたため、それぞれの税金がどんなものなのかはわかっていました。
ただ、会社の資金全体の流れを知っているわけではなく、以下のような基本的なことも知らない状況でした。
- いつ、どのような税金の支払があるのか。
- 資金繰りに影響を与えるような金額の税金はどれなのか
そもそも存在を知らなければ、社内の詳しい人や税務署に確認を取ることもできません。ひとつひとつの税金について詳しく調べようにも会社の業務は待ってくれないため、迅速に税金について浅く広く知ることのできるFP試験の学習を開始しました。
FP以外で経理におすすめの資格は、【経理歴15年社員が紹介】経理未経験でも取得できる!おすすめ経理資格5選!で紹介しています。
資金繰り業務担当になった
ある日突然、子会社の資金繰り業務を任されることになりました。
会社のキャッシュフローを健全に保つことは、経営の根幹を支える重要な役割です。
しかし、当時の私は簿記の知識はあっても、資金の「運用」や「管理」に関する体系的な知識が不足していると感じていました。
資金繰り業務では、
- 予算策定と実績管理
- 運転資金の最適化
- 金融機関との折衝(子会社だったため、本社との折衝が中心)
など、多岐にわたる知識が求められます。
FP学習を通じて、これらの業務をより深く理解し、実践的なスキルを身につけたいと考えたのです。
税務申告担当になった
資金繰り業務と並行して、税務申告業務にも携わることになりました。
会社の税金に関する知識は、節税対策やリスクマネジメントにおいて非常に重要です。
しかし、法人税だけでなく、所得税や相続税など、個人に関わる税金についても包括的な知識が必要だと感じていました。
税務申告業務を担当する上で、
- 税法の基礎知識
- 各種控除や特例
- 確定申告の流れ
などを正確に理解しておくことは必須です。
FPの学習は、これらの税務知識を網羅的に学ぶ上で、非常に効果的なアプローチだと考えました。
最初の1ヶ月目の学習:過去問→講義視聴+スマート問題集

FP3級の学習を始めて最初の1ヶ月目は、試験の全体像を掴みつつ、基礎固めに重点を置きました。
過去問で傾向を把握し、インプットとアウトプットをバランス良く進めることで、効率的なスタートを切ることができます。
具体的な学習方法は以下の通りです。
- FP3級の過去問で試験の概要確認
- スタディングの講義を1.5〜2倍速で通勤時間に視聴
- スマート問題集をスキマ時間に解く
このサイクルを繰り返すことで、無理なく学習習慣を身につけることができました。
FP3級の過去問で試験の概要確認
過去問の確認は、必ず最初に行います。なぜなら、過去問を確認することで、どれだけ学習すれば合格ができるか、ゴールが明確になるからです。僕は、「みんなが欲しかった!問題集」に収録された過去問を見ましたが、公式HPにも問題と解答が公開されています。特に初学者はその後の学習に使用するため、解説が丁寧な問題集をおすすめします。
過去問を見ながら、以下の内容を確認します。難易度はあくまで自分の感覚で判断して問題ありません。
- 試験の概要(試験範囲・試験時間・問題数・配点)
- 試験の形式(選択式か記述式か)
- 試験の難易度(勉強前の状態で読んで意味がわかるか)
僕の場合は過去問を確認した印象で、独学は可能だけど時間がかかる難易度だと考えたため、問題集数冊分の値段で受講できて通勤時間に講義も視聴できる、スタディングFP3級講座を受講開始しました。

合格というゴールから逆算して勉強するために、過去問確認は最初にしましょう
スタディングの講義を1.5〜2倍速で通勤時間に視聴
スタディングは、通信講座専門の講座です。出来る限り早く一通りの学習を完了するため、スタディングの講義を通勤時間メインで1.5〜2倍で視聴。結果的に、1ヶ月で全11時間の講義を2回視聴できました。
- 事前に講義をスマホアプリにダウンロードしておく
- 通勤時間を使って視聴できる限界のスピードに上げて視聴
僕は車通勤のため、耳からインプットのみでしたが、講義内容が丁寧で十分理解できる内容でした。
スマート問題集をスキマ時間に解く
講義の受講と並行して、スタディングのスマート問題集を、仕事の始業前や昼休みに解き進めました。スマート問題集は、各講義に対応した○×問題をスマホアプリで解くことができるので、講義でインプットした内容をすぐ知識として定着させるのに最適でした。
スマート問題集は、
- 休憩時間
- 移動中の電車内
- 待ち時間
など、ちょっとしたスキマ時間にサッと取り組めるのが魅力です。
短い時間でも継続することで、着実に知識を定着させることができました。
結果として、スマート問題集も1ヶ月で2回づつ解けました(2回目からは間違えた問題メイン)。

スタディングはインプット・アウトプットともスキマ時間にこなせます
2ヶ月目:講義+スマート問題集、セレクト過去問題集

学習2ヶ月目に入ると、基礎知識が少しずつ定着してきます。
この時期は、講義とスマート問題集で引き続きインプットとアウトプットを継続しつつ、より実践的な問題演習を取り入れることが重要です。
セレクト過去問題集を活用し、弱点克服と応用力養成を目指しましょう。
これは、基礎訓練を終え、いよいよ実戦形式の練習に入るような段階です。
この時期の学習のポイントは、
- 講義で理解を深める
- スマート問題集で知識を定着させる
- セレクト過去問題集で実践力を養う
ことでした。
特に、セレクト過去問題集は、頻出問題に絞って効率的に学習を進めるのに役立ち、自信をつけることができました。
2ヶ月目も引き続き講義の視聴(2倍速再生)と、並行してスマート問題集を解いていました。講義は1ヶ月でさらに2回視聴完了したことで通算4回転し、だいぶ内容が頭に入りました。
スタディングの問題集には、AI問題復習機能もあるため、こちらを活用して、自分の理解が不十分な問題を把握し、知識のさらなる定着をはかりました。
問題演習は、セレクト過去問題集を解き始めました。セレクト過去問題集は、スタディングが厳選した学科試験の過去問題を、スマホで解ける問題形式にしたものです。この問題集を、スマート問題集の正答率が上がった後に繰り返し解きました。
2回目以降は間違えた問題のみを出題する機能を活用することで、時間の短縮を図ったことで、1ヶ月で3回ほど解けました。

問題演習の回数をこなすごとにどんどんスピードアップできます
3ヶ月目:実技試験対策・模擬試験・FP2級講義→合格

実技試験対策の基本は、1〜2ヶ月目で視聴していたスタディング3級講義の実技試験対策講義です。実技試験の問題だけは、紙で出力して、家での限られた机の上での勉強時間で問題演習していました。理由としては、計算問題等があるため、解答過程を紙に書きながら理解する必要があるためです。
最後の1ヶ月は実技試験対策をメインに、スタディングFP2級講座の以下の教材を繰り返し解いていました。
- 実技試験対策講義の問題
- セレクト過去問題集(PDF)
- 模擬試験(PDF)ー学科・実技
FP3級に合格するだけなら、ここまでの学習で十分でした。
この期間は、
- 実技試験の形式に慣れる
- 模擬試験で時間配分を意識する
- 苦手分野を徹底的に潰す
ことを意識しました。
ただ、この頃にはFP2級の受験も視野に入れてたので、予習も兼ねて、通勤中にスタディングFP2級の実技試験対策講義を視聴していました。そのおかげか、本番の実技試験は非常に簡単に思えました。
結果として、無事にFP3級に合格することができました。
合格は、これまでの努力が報われた瞬間であり、大きな達成感を得られました。
スタディングのFP講義については以下の記事で詳細解説しています。
>>【3万円以下】スタディングFP2級講座を活用してスキマ時間で合格する方法(口コミ7選紹介)!
>>【5千円以下】スタディングFP3級講座は最安でスキマ時間に受講できる!(口コミ9選紹介)
FP3級を学習した結果、業務に生じたメリット
FP3級の学習は、単なる資格取得に留まらず、実際の経理業務に多大なメリットをもたらしました。
特に、資金繰り業務と税務申告業務においては、その効果を肌で感じることができました。
ここでは、FP3級の知識がどのように日々の業務に活かされたのか、具体的にご紹介します。
- 資金繰り業務
- 税務申告業務
これらのメリットは、私の経理としての自信とスキルを大きく向上させてくれました。
資金繰り業務
FP3級の学習を通じて、資金繰り業務に対する理解が飛躍的に深まりました。
以前は漠然と行っていた資金計画が、より具体的な根拠に基づいたものになり、将来の資金ショートリスクを予測できるようになりました。
これはまるで、霧の中を手探りで進んでいたものが、クリアな視界で目的地を見据えられるようになったような感覚です。
具体的には、
- キャッシュフロー計算書の読み解き能力向上
- 会社の資金調達方法に関する理解深化
- 金融機関への説明資料作成の質の向上
といった点で効果を感じています。
これにより、経営陣への報告も自信を持って行えるようになり、業務の質が格段に向上しました。
税務申告業務
FP3級で得た税務知識は、税務申告業務において指針となりました。
特に、法人税だけでなく、個人にかかる税金(所得税や相続税など)の基礎を理解できたことで、より幅広い視点から会社の税務を検討できるようになりました。
具体的なメリットとしては、
- 従業員の社会保険料の理解
- 役員報酬や退職金制度に関する基礎知識の習得
- 税理士との連携がスムーズになった
などが挙げられます。
まとめ 働きながら3ヶ月でFP3級合格は十分可能
FP3級は、働きながらでも3ヶ月あれば十分に合格を目指せる資格です。
適切な学習計画と効率的な学習方法を実践すれば、多忙な社会人でも着実に知識を身につけることができます。
この記事を通じて、FP3級合格への具体的なロードマップが見えたのではないでしょうか。
この記事で最も伝えたかった重要なポイントは以下の3点です。
- FP3級の学習は、多忙な社会人でも工夫次第で十分に継続可能です。
- 過去問、講義、問題集をバランス良く活用することが合格への鍵となります。
- 働きながらの学習は大変ですが、計画的に進めれば3ヶ月での合格は現実的な目標です。
FP3級の学習方法は、独学と通信講座の主に2つが考えられます。
学習方法 | メリット | デメリット |
独学 | 費用を抑えられる、自分のペースで学習できる | 自己管理が必要、疑問点解決に時間がかかる |
通信講座 | 体系的なカリキュラム、質問サポートがある | 費用がかかる、受講期間がある |
もし、あなたがFP3級の取得を検討しているのであれば、ぜひこの機会に一歩踏み出してみてください。
働きながら資格に合格するには、勉強時間しやすいツールの活用とスキマ時間に勉強する意思が必要です。この理由から僕は、スキマ時間で効率的に学習できたスタディングの講座をおすすめします。
※2023年10月より、「FP3級・2級セットコース」のみが教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象となっています。FP2級の取得まで視野に入れている方は、このコースを利用して終了要件を満たせば、受講料金の20%が給付され、ただでさえ安い受講料金がさらに割安となります。
スキマ時間にスマホで学習!
よくある質問
Q:FP3級は独学でも合格できる?
FP3級は、市販のテキストや問題集を使えば独学でも十分に合格を目指せる資格です。
実際に独学で合格された方もたくさんいらっしゃいます。
ただし、
- 自己管理能力が求められる
- 疑問点があったときに質問できる相手がいない
といった点には注意が必要です。に活用して合格し、節約できた時間を使って、得た知識を活用していくのがおすすめです。
通信講座などを活用すれば、
- 体系的なカリキュラムで効率的に学習できる
- 講師に質問できる環境がある
といったメリットがあります。
ご自身の学習スタイルや状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。
Q:FP試験試験当日の様子は?
試験会場の雰囲気や持ち物、試験中の注意点などを事前に把握しておくことで、落ち着いて試験に臨むことができます。
試験当日は、
- 筆記用具(HBまたはBの鉛筆、消しゴム)
- 受験票
- 電卓(関数電卓は不可)
- 身分証明書
などを忘れずに持参しましょう。
また、試験開始前には必ずトイレを済ませておき、試験中は集中できる環境を整えることが大切です。
FP3級の紙の試験の日程は以下の通りでした。
- 学科:10:00~12:00(120分)
- 実技:13:30~14:30(60分)
現在はネット試験となっており、各自でテストセンターを予約して受験することになります。
試験内容について、学科試験については知っているか知らないかの要素が強いため、問題の解答には時間がかかりません。僕は、学科試験は60分以内に終わったので途中で退室し、昼ご飯を食べながら午後の実技試験の勉強をしていました。制限時間はあまり気にせず、慎重に解答しましょう。
2024年よりきんざいのFP試験でネット試験(CBT試験)が導入され、試験日・試験時間・試験会場(テストセンター)を、ある程度選べるようになりました。(にほんFP協会ものちに導入されました。それに伴い、FP3級の紙の試験はなくなりました。
ネット試験については、【2023年11月開始】きんざいFP3級ネット試験の申込・持ち物を解説を参照ください。
Q:FP3級取得は、資格としての就職活動のアピールとなる?
FP3級の合格率は高いため、資格単体ではアピールにはなりづらいです。どちらかというと知識習得を目的とした試験です。知識は現在の経理業務にも様々な分野で活用できています。
資格としてアピールできるのはFP2級からとなります。FP2級の取得のためのおすすめ教材及び学習方法は【3万円以下】スタディングFP2級講座を活用してスキマ時間で合格する方法(口コミ7選紹介)!の記事を参照ください。
また、何級から受けるかの確認には、FPスタートガイド:何級から挑戦すべき?にチェックリストを用意していますので、よかったら見てください。