きんざいFP3級ネット試験の申込・持ち物を解説

きんざいのFP3級試験で、2023年11月～ネット試験（CBT試験）が開始されました。ネット試験のメリットは、受験場所と日程の柔軟性です。これまで年3回しか受験機会がなかったのが、自分で日程を選べるようになりました。このことにより、FP2級の受験資格取得のためにFP3級受験を考えていた方にとっても、FP2級から逆算しての3級の日程をたてやすくなったと言えます。

ただ、ネット試については、以下のような不安もあるのではないでしょうか。

この記事では、FP2級合格済の筆者が、従来の試験とネット試験の違いと、ネット試験の受験に当たっての注意点を解説します。読むことで、ネット試験への抵抗がなくなり、より手軽にFP3級試験、さらにはスムーズにFP2級試験に進むことができます。

きんざいFPのネット試験（CBT試験）とは

ネット試験はCBT(Computer-Based-Test)試験のことで、全国のテストセンターでPCで受ける試験のことです。2023年11月1日から、FP3級の試験のみ開始しました。ネット試験の開始に伴い、FP3級の従来の紙の試験は、2024年5月で最後となりました。

従来の試験との違いは以下の通りです。

	従来試験（紙）	ネット試験（CBT)
日程	5、9、1月の年3回 （指定日）	テストセンターの空き日程 （休止期間を除く）
試験時間	学科：10:00～11:30 実技：13:30～14:30	朝10:00～17:00頃の間で選択
受験票	郵送	発行なし
試験結果	約1ヶ月後に発表	翌月中旬
模範解答	試験当日の夕方に公開	公開されない

※受験料・試験範囲・試験の制限時間か変わりません。きんざいの試験の教材については、【厳選】きんざい FP2級対策におすすめの問題集を徹底比較！を参照ください。

FP3級ネット試験のメリットは、これまで年3回しか受けられなかった試験が、自由な日程で受けられるようになったことです。確保できる勉強時間次第ですが、以下のように２ヶ月でFP3・2級を取得するスケジュールも可能となりました。

このように2ヶ月程度で3級、2級と連続で受験するようなスケジュールは、従来の紙の試験のみの受験では不可能だったものです。

きんざいネット試験申し込みの流れ（CBTS画面付き）

おおよその流れは以下の通りです。

スマホでの実際の申込画面を基に説明します。

（※「インターネット受験申請」　のページは、従来の紙ベースの試験の申し込みを行うためのページです。間違えないように気を付けてください。）

①マイページアカウントID作成

CBTS受験者専用サイトよりメールアドレスを登録→届いたメールのリンク先から本登録

②ログイン後、希望の受験日程を選択

③受験級（実技の選択科目含む）を選択

④受験日程・地域選択→テストセンター＋空き時間が表示

今回は、「愛知県」を選択。

⑤テストセンターを選択すると、時間選択画面が表示（名古屋を例）

今回は、一番早い「10:00」を選択

⑥支払方法選択・支払

FP3級ネット試験受験時の注意事項

以下が、主な注意事項です。試験内容や制限時間は、紙の試験と同様です。

CBT受験者専用サイトにCBT試験の紹介動画（5分強）が公開されています。操作方法も含め確認できるので、事前に視聴しておくといいでしょう。

ネット試験当日の持ち物

紙の試験からネット試験に変わることで、試験時の持ち物も変わります。

以下、従来試験、ネット試験それぞれの持ち物をまとめます（※ネット試験は、試験室に持ち込み可能な持ち物）

	従来試験（紙）	ネット試験（CBT)
持ち物①	受験票	身分証明書
持ち物②	筆記用具	持ち込み不可（会場貸出し）
持ち物③	電卓	持ち込み不可（PC画面）
持ち物以外	カバン等にしまっておく	入室時に預ける

従来試験と違って、ネット試験では筆記用具や電卓も持ち込み不可となっています。知らないで当日を迎えると戸惑うので注意が必要です。

まとめ

この記事では、きんざいFP3級のネット試験について、従来の試験との違い、申込の流れ、受験時の注意点を紹介してきました。

ネット試験の開始に伴い、FP試験受験日程の選択肢が広がったといえるでしょう。ぜひFP3級を受験し、お金の知識を身に着けてキャリアアップをはかりましょう。

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