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FP2級を受験するにあたって、どのような教材で勉強するか迷っていませんか。FP2級試験は働きながらでも半年程度の勉強で合格できる試験です。ただ、もし資格取得という目的からズレた教材を選んでしまうと、合格へ余計な時間を費やすことになります。
- FP2級の学習にテキストは必要?
- どんなテキストがおすすめ?
- どんな使い方をしたら効率的?
僕は、資格の取得を目的とするならば問題集をメインとし、解説で理解できない部分にテキストを補助的に利用する、という形がベストだと考えます。僕自身も問題集メインの学習でFP3級、およびFP2級に合格しました。
- メイン教材は問題集
- 問題集の理解のためにテキスト(参考書)を利用
補助的な利用目的におすすめテキストは、金融財政事情研究会(以下、きんざい)発行の「最短合格2級FP技能士」(以下、きんざい公式テキスト)です。理由は、別記事でおすすめした問題集(きんざい精選問題集)と対応しており、問題集の補足として最適だからです。
この記事でわかること
- きんざい公式テキストがFP2級試験対策になぜおすすめなのか
- テキストと問題集を連携させた、効率的な学習サイクル
- きんざいFP2級試験の基本情報と合格へのロードマップ
結論として、きんざいFP2級試験の合格には、公式テキストで基礎を固め、問題集で実践力を養うバランスの取れた学習が最も効果的です
きんざい公式テキストがおすすめな3つの理由

FP2級きんざい試験の合格を目指すなら、公式テキストの活用は非常に有効です。
公式テキストならではの網羅性と信頼性は、合格への強力なサポートとなるでしょう。
ここでは、公式テキストがおすすめな3つの理由について詳しく解説します。
- きんざい精選問題集の補足として最適
- 公式テキストならではの詳細解説
- 演習問題が豊富で復習にも最適
これらの理由から、きんざい公式テキストをぜひ学習に取り入れてみてください。
きんざい精選問題集の補足として最適
きんざいFP2級試験対策において、精選問題集は非常に重要な位置を占めます。
しかし、問題集だけでは理解が難しい論点や、より深い知識が必要な場面に遭遇することもあるでしょう。
そのような時、公式テキストは精選問題集の強力な補完資料となります。
- 問題集で理解が及ばなかった箇所の詳細解説
- 関連する周辺知識の網羅
- 法改正情報の迅速な反映
公式テキストで知識を補強することで、問題集での学習効果を最大化し、より確実な理解へと繋げられます。
資格試験の学習の近道は、メインに問題集を置き、テキストはわからない部分の補足に利用することです。きんざい公式テキストは、こういった補足としての利用に最適です。
公式テキストならではの詳細解説
きんざい公式テキストは、他のテキストと比べると装飾も少なく、その分、最新の法改正等の情報量が多いです。テキストは、最初のページから通読するものではなく、問題を解いてわからない部分だけを読んで理解するのに向いています。
特に、きんざいの実技試験は新しい情報を織り込まれる場合も多く、問題集で理解しきれない部分の補足をする必要を感じました。
FP2級試験の合格には、単なる暗記ではなく、各論点の深い理解が不可欠です。
特に、金融や不動産、税金といった専門分野では、その仕組みや背景を理解することで、応用問題にも対応できるようになります。
きんざい公式テキストは、まさにその「深い理解」をサポートするために最適な教材と言えるでしょう。
- 複雑な制度や法律のわかりやすい図解
- 具体的な計算事例の豊富さ
- 実務に役立つコラムや補足情報
公式テキストならではの充実した解説は、試験対策だけでなく、将来の実務にも活かせる知識を養う上で 非常に貴重な存在です。
補足的な使い方をするのに、きんざい公式テキストの構成が向いています。索引も充実しており、理解できない単語から辞書的に参照する使い方も可能です。
僕は、テキストで自分で気になった点には付箋やしるしをつけ、例題には解答を書き込み自分なりの対策テキストに加工していました。そうすることで読むべき場所が絞れ、学習スピードが格段に上がるからです。
- 問題集でわからない部分を読む
- どんどん書き込んで自分用にカスタマイズする(スピードアップのため)

できるだけ一つの教材に情報を集めて、学習のスピードアップを図りましょう。
演習問題が豊富で復習にも最適
きんざい公式テキストは、セクションごとに5~10問の◎×問題が用意されている点もおすすめです。FP2級試験合格には、インプットだけでなく、アウトプットの練習も欠かせません。
きんざい公式テキストは、各章の終わりに豊富な演習問題を掲載しており、これが知識定着に大いに役立ちます。
これらの演習問題は、本試験の形式に沿った良質な問題が多く、実践的な演習が可能です。
- 各単元の理解度を確認できる小テスト形式
- 選択肢問題や計算問題など多様な形式
- 詳しい解説付きで、間違えた問題も効率的に復習可能
これにより、知識の定着だけでなく、問題解答のスピードと正確性を高めることにも繋がります。
テキストの使い方→問題集での苦手分野の克服
きんざい公式テキストの使い方を紹介していきます。テキストは主に、問題集を解いたうえで判明した、苦手分野の克服に使用します。
きんざいのテキストは情報量がおおい分、ほかのテキストより通読するのには向いていないです。そのため苦手分野や、特に実技試験は最近変化のあった(法改正等があった)分野の問題が出題される可能性があるため、テキストで理解を深めておくことが必要です。

「苦手」と感じている分野は試験に出ます。合格基準の正答率60%以上達成のために、時間を投入して克服しておきましょう。
基本的には、以下の流れを繰り返すことで確実に苦手は克服できます。繰り返す回数は目安なので、苦手分野が克服できるまで繰り返してください。繰り返し解いても苦手に感じる部分は写真を撮って、スマホの待受画面に設定してください。嫌でも目に入るので、自然となじんできます。
きんざいFP2級試験の学習において、テキストと問題集は両輪のような存在です。
テキストでインプットした知識を、問題集でアウトプットし、理解度を深めるというサイクルを回すことが合格への鍵となります。
ここでは、効果的なテキストと問題集の使い方について解説します。
- テキストで基本知識をインプット
- 問題集で実践的な演習
- 苦手分野をテキストで再確認
この学習サイクルを意識することで、効率的に合格を目指せるでしょう。
まず、テキストを読み込み、FP2級試験範囲の基本知識をしっかりとインプットします。
この段階では、完璧に覚えようとせず、全体の流れや主要な概念を把握することを意識してください。
その後、対応する章の問題集を解き、アウトプットを通じて知識の定着を図ります。
問題を解く中で、間違えた問題や理解が曖昧な分野が出てきたら、それがあなたの「苦手分野」です。
その苦手分野を特定し、もう一度テキストに戻って関連する箇所を読み直しましょう。
- 問題集をスピード重視で2回解く
- 2回連続で間違え、解説を読んでも理解できない部分(苦手分野)のテキストを参照
- テキストの該当部分の例題を解く
- 再度、問題集の苦手分野を解く(3回目)→それでも間違えた場合、スマホの待受画面に登録
この時に、テキストの解説をより深く理解できるはずです。
この反復学習こそが、知識を確実にする最短ルートと言えます。
あくまでメインは問題集、FP2級試験の学習を効率的に進めよう

ここまで、きんざい公式テキストのおすすめポイントと使い方について解説してきました。要点は以下の通りです。
- きんざい問題集の補足として、解説が丁寧なきんざい公式テキストが最適
- 問題集→テキスト→テキストの例題→再度問題集の流れで苦手を克服
資格試験の学習を行うことで忘れずにいる必要があるのは、テキストは補足で、学習のメインは問題集、という点です。理解にかける時間を短縮し、問題集を繰り返した分だけ記憶が定着し合格に近づきます。ぜひ、効率的にFP2級試験の学習をすすめ、合格と実務に使える知識を習得しましょう。
FP2級試験の学習において、テキストは重要なツールですが、あくまでメインは「問題集」であるという認識を持つことが大切です。
限られた時間の中で効率的に合格を目指すためには、問題演習を中心に据えた学習戦略が不可欠となります。
なぜ問題集がメインとなるのか、その理由と効率的な学習方法について見ていきましょう。
- 問題集を解くことで出題傾向を把握
- 頻出論点を効率的に学習
- 時間配分の感覚を養う
問題集をメインにすることで、より実践的な試験対策が可能になります。
FP2級試験は、知識の有無だけでなく、限られた時間内で正確に解答する能力も問われます。
問題集を繰り返し解くことで、どの分野からどのような形式で出題されやすいのか、といった出題傾向を肌で感じることができます。
これにより、重要度の高い論点に集中して学習し、効率を大幅に高めることができるでしょう。
また、本試験を想定した時間配分で問題集を解くことで、実際の試験で焦らずに解答を進める練習にもなります。
テキストで得た知識を問題集でアウトプットする習慣をつけ、効率的な学習を心がけてください。
忙しい社会人が理解を効率的に進めるには、通信講座がおすすめです。特に、スタディングのFP3級・2級セット講座は教育訓練制度の適用コースとなっており、元々の受講料も業界最安なのがさらにお得な講座となっています。
スタディングのFP講座については、【3万円以下】スタディングFP2級講座を活用してスキマ時間で合格する方法(口コミ7選紹介)!の記事で詳細解説していますので、よかったら参照ください。
きんざいFP2級の基本情報
FP2級資格は、個人のライフプランニングにおいて多岐にわたる知識が求められる国家資格です。
受験を検討されている方にとって、その基本情報は合格への道のりを計画する上で非常に重要となります。
ここでは、きんざいFP2級試験の受験資格、申込方法、勉強時間の目安、そして合格率について詳しく解説します。
- 受験資格および申込方法
- 勉強時間の目安
- 合格率
これらの情報を把握し、計画的に学習を進めましょう。
受験資格および申込方法
FP2級試験の受験資格は、大きく分けて以下のいずれかを満たす必要があります。
ご自身がどの区分に該当するかを確認し、適切な方法で申し込みを行いましょう。
- 受験資格
- FP3級技能検定の合格者
- FP業務に関する2年以上の実務経験者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
受験資格を満たしていることを確認したら、きんざい(金融財政事情研究会)のウェブサイトを通じて申し込みを行います。
申し込み期間は試験回ごとに設定されているため、早めに確認し、忘れずに手続きを済ませることが重要です。
勉強時間の目安
FP2級の合格に必要な勉強時間は、個人の学習経験や現在の知識レベルによって大きく異なりますが、一般的な目安としては以下のようになります。
あくまで目安ですので、ご自身のペースに合わせて調整してください。
学習者の属性 | 勉強時間の目安 |
FP3級合格者 | 150〜250時間 |
実務経験者 | 100〜200時間 |
初学者(FP3級から) | 300〜400時間 |
これらの時間は、毎日継続して学習した場合の総時間です。
計画的に学習スケジュールを立て、無理なく続けることが合格への鍵となります。
合格率
きんざいFP2級試験の合格率は、毎回変動しますが、概ね30%〜50%程度で推移しています。
学科試験と実技試験で合格率は異なります。
日本FP協会と比較すると、きんざいの方が実技試験の合格率が低い傾向にあります。
- 学科試験:30%〜50%程度
- 実技試験:30%〜40%程度(資産設計提案業務の場合)
これらの合格率は、決して高い数字ではありませんが、適切な学習方法と継続的な努力によって十分に突破可能です。
諦めずに学習を続け、合格を掴み取りましょう。
まとめ
FP2級きんざい試験の合格を目指す上で、きんざい公式テキストと問題集の活用は非常に有効な戦略です。
この記事では、公式テキストのおすすめポイントから、効果的な学習法、そして試験の基本情報までを詳しく解説しました。
最後に、この記事で最も伝えたいポイントをまとめます。
- きんざい公式テキストは、精選問題集の補足として、また詳細な解説と豊富な演習問題で学習を深めるのに最適です。
- テキストで知識をインプットし、問題集でアウトプットするサイクルを回し、苦手分野を克服することが合格への鍵です。
- FP2級の学習は問題集をメインに据え、出題傾向の把握と効率的な学習を心がけましょう。
- 受験資格や勉強時間、合格率といった基本情報を把握し、計画的に学習を進めることが大切です。
学習ステップ | 目指すこと | 推奨教材 |
基本知識の習得 | 全体像の理解、重要用語の把握 | きんざい公式テキスト |
実践演習 | 出題傾向の把握、解答力向上 | きんざい精選問題集 |
苦手克服 | 弱点分野の強化、知識定着 | きんざい公式テキスト |
FP2級の資格取得は、あなたの経理実務における専門性を高め、キャリアアップに繋がる大きな一歩となるでしょう。
まずは、きんざい公式テキストと問題集を手にとって、今日から学習をスタートさせてみませんか。