MOS資格は役に立たないのか|収支管理担当だった経理が結論

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MOS資格は役に立たないのか|収支管理担当だった経理が結論

MOS資格が「役に立たない」と言われる理由は、主に2つです。スペシャリストレベルの難易度が低いこと、そして資格取得そのものが目的になり、実務での活用まで意識が向かないケースがあることです。

結論から言うと、この指摘は半分正しく、半分は資格の使い方次第です。僕は収支管理を担当していた頃にMOS(Excel)を取得しましたが、資格そのものより、その後の実務での使い方で差がつくと感じています。

この記事では、「役に立たない」と言われる理由を整理したうえで、経理実務でどう活きるかを解説します。

この記事でわかること

  • MOS資格が「役に立たない」と言われる2つの理由
  • 現行の受験料と、難易度が低いとされる根拠
  • 経理実務でMOS資格がどう活きるか

「役に立たない」と言われる2つの理由

1つ目は、スペシャリストレベルの難易度の低さです。PCの基本操作ができれば、学習時間の目安20〜40時間程度で合格を狙えるとされ、すでにOffice製品を日常的に使っている人にとっては、大きなスキルアップに直結しにくい面があります。

2つ目は、資格取得が目的化しやすいことです。資格はスキルを証明する手段であって、取得後に実務でどう使うかを考えていなければ、費用と時間をかけた割に効果を感じにくくなります。

受験料は、スペシャリスト・エキスパートともに1科目12,980円です(2025年5月1日改定後の価格)。改定前はスペシャリストの方が安価でしたが、現在は同額になっています。決して安い金額ではないため、「この受験料に見合うメリットがあるのか」という疑問が「役に立たない」という主張につながりやすい面もあります。

経理実務でどう活きたか

僕は収支管理を担当していた頃にMOS(Excel)を取得しました。受けようと思い立ってから合格までは3ヶ月、実際に問題集と講座で学習した期間は1ヶ月強です(詳しい内訳はMOS Excelの勉強時間にまとめています)。

資格そのものが実務を変えたわけではなく、取得後にVLOOKUPやピボットテーブルなどの機能を実際の業務で使い続けたことが効いています。具体的には、原価差額の分析で監査法人と合意していた「半期で生産高の1%以内」という基準に対し、差異の形(2倍ちょうどなら貸借の逆転、9で割り切れるなら桁の入れ替え)から原因を絞り込む考え方を、Excelでの検証作業を10年繰り返す中で身につけました。この実例は経理に必要なスキルに詳しく書いています。具体的な関数やショートカットキーの活用は、経理のExcel関数7選と経理のExcelショートカットキー活用術にまとめています。

つまり、「役に立つかどうか」は資格の取得そのものではなく、取得後にどれだけ実務で使い続けたかで決まります。この点は、「役に立たない」と感じる人の多くが見落としているところです。

MOSが役に立つかどうかの分かれ目

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よくある質問

Q. MOS資格は経理の実務で本当に役立ちますか?

資格を取っただけでは実務は変わりません。取得後に関数やピボットテーブルなどの機能を実際の業務で使い続けるかどうかで、役立つかどうかが決まります。

Q. スペシャリストとエキスパート、どちらを取るべきですか?

まずはスペシャリストで基本を固め、経理としてより高度な分析やマクロを使いたい場合はエキスパートを検討する、という順番で問題ありません。

Q. 受験料は高いですか?

1科目12,980円で、スペシャリスト・エキスパートとも同額です(2025年5月1日改定後)。安くはない金額ですが、その後の実務での活用次第で費用対効果は変わります。

まとめ

  • MOS資格が「役に立たない」と言われる理由は、難易度の低さと、資格取得の目的化。受験料はスペシャリスト・エキスパートとも12,980円
  • 資格そのものより、取得後に実務で使い続けるかどうかで役立つかどうかが決まる
  • 経理実務での具体的な活用法は、MOS Excelの勉強時間や経理のExcel関数7選にまとめている

MOS資格を取るかどうかで迷ったら、取得後にどの業務で使うつもりかを先に考えてみてください。