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2024年からFP3級試験のネット試験が開始しました。従来の紙の試験は年3回しか受験機会がなかったことを考えると、ある程度日程を自分で選べることで格段に受験しやすくなりました。紙の試験での以下のような悩みも解消できます。
- 紙の試験だと年3回しかない上に日程が限られており、合格まで時間がかかる
- 一気にFP2級まで受験したいのに受験資格がない
2025年4月からは、FP2級もCBT試験に一本化されるということが決定しており、従来の紙の試験より柔軟な日程でのFP試験受験が可能となります。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- FP協会のネット試験(CBT方式)の概要と、なぜ今、CBT方式が注目されるのか
- 実際の画面付きで解説! アカウント作成から受験申請までの全ステップ
- CBT方式に合わせた効果的な学習方法と、合格を掴むための当日の心構え
この記事を最後まで読めば、あなたは迷うことなくFP3級ネット試験の申し込みを完了させ、自信を持って学習に進めるはずです。
FP協会のネット試験とは

FP3級試験は、資産形成やライフプランニングの基礎知識を証明する重要な資格です。
従来の筆記試験に加え、利便性の高いCBT方式が導入されたことで、より多くの実務者が受験しやすくなりました。
ここでは、FP3級試験の重要性とそのCBT方式への移行背景について解説します。
- FP3級試験の重要性とCBT方式への移行背景
それでは、FP3級試験の重要性から詳しく見ていきましょう。
ネット試験(CBT)試験の開始
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は、私たちのお金に関する計画を立てる知識や技能を証明する重要な資格です。特に、FP3級試験はその入門として、金融や保険、税金などの基礎知識を問われるため、金融業界だけでなく、一般の人々にとってもその知識は非常に役立ちます。
2024年からはFP3級試験が、「CBT」というコンピュータを利用したテスト形式で受けられるようになりました。CBTは「Computer-Based Testing」の略で、紙と鉛筆を使う従来の試験方式から、パソコンを使って行う方式への移行を意味します。
この方式の導入により、受験者はより柔軟に試験日を選べるようになり、結果も速やかに知ることができるようになります。
- 従来試験(紙の試験):試験日固定(年3回)
- ネット試験(新試験):テストセンターが空いている日程から自分で選べる
FP3級試験の重要性とCBT方式への移行背景
FP3級は、個人のライフプランニングや資産運用に役立つ、実用性の高い資格です。
近年、働き方の多様化や金融知識の必要性の高まりから、個々人が主体的に資産形成に取り組む重要性が増しています。
このような背景から、いつでも受験できるCBT方式が導入され、FP3級の取得がより身近になりました。
- 個人の資産形成やライフプランニングに役立つ
- 働き方の多様化に対応した柔軟な受験機会を提供
- 金融知識の普及に貢献
以上のように、FP協会のネット試験(CBT方式)は、FP3級試験の受験をより便利に、かつ柔軟にするために導入されたため、早々に慣れて受験をしましょう。

2024年4月からはFP3級はネット試験のみとなりました。受験を決めたら可能な限り早い日程で申し込んで、自分のモチベーションを高めましょう。
FP3級ネット試験(CBT方式)の内容

FP3級ネット試験(CBT方式)は、従来の筆記試験とは異なり、コンピュータを使用する試験方式です。
この方式の導入により、受験者は自身の都合に合わせて試験日程や会場を選択できるようになり、FP資格取得へのハードルが大きく下がりました。
ここでは、CBT方式の概要と、それが採用される理由やメリットについて詳しく解説します。
- CBT方式の概要
- CBT方式が採用される理由とメリット
それでは、CBT方式の概要から見ていきましょう。
CBT方式の概要
CBT方式とは、Computer Based Testingの略で、コンピュータを利用して実施される試験方法です。
受験者は、全国各地に設置されたテストセンターで、自身のパソコンではなく、会場に用意されたコンピュータを使って試験に臨みます。
試験問題は画面に表示され、解答もマウスやキーボードを使って入力する形式です。
- コンピュータを利用した試験方式
- 全国のテストセンターで実施
- 解答はマウスやキーボードで入力
CBT方式が採用される理由とメリット
CBT方式がFP3級試験に採用された主な理由は、受験者の利便性向上と試験運営の効率化にあります。
この方式には、受験者が自身のスケジュールに合わせて試験日を選べる柔軟性や、結果を早期に確認できる迅速性といった多くのメリットがあります。
特に、実務で多忙な経理担当者にとって、これらのメリットは資格取得への大きな後押しとなるでしょう。
CBT方式の主なメリットは以下の通りです。
メリット | 詳細 |
柔軟な日程選択 | 自分の都合に合わせて受験日や時間を選べる |
試験結果の迅速な確認 | 試験終了後すぐに合否が判明する |
会場選択の自由度 | 全国のテストセンターからアクセスしやすい場所を選べる |
再受験のしやすさ | 不合格の場合でも、比較的早く次の試験に挑戦できる |
筆記用具不要 | コンピュータ上で全て完結するため、筆記用具の準備が不要となる |
FP協会とは

FP協会は、ファイナンシャル・プランニング技能検定を主催し、FP資格の普及と質の向上に努める中心的な団体です。
この協会が提供するネット試験(CBT方式)は、現代の多様な学習スタイルに対応し、より多くの人々がFP知識を習得できる機会を広げています。
ここでは、FP協会の役割とネット試験におけるその位置づけについて解説します。
- FP協会の役割とネット試験における位置づけ
それでは、FP協会の役割から詳しく見ていきましょう。
FP協会の役割とネット試験における位置づけ
FP協会は、ファイナンシャル・プランニングのプロフェッショナルを育成し、その倫理観と専門知識の維持・向上を図ることを使命としています。
ネット試験の導入は、この使命を果たすための一環であり、より多くの人々がFP知識を身につけ、自身の人生設計に役立てることを目的としています。
協会が定める厳格な基準に基づき、試験の公平性と信頼性が保たれているのです。
- FPプロフェッショナルの育成と倫理観の維持
- ネット試験を通じてFP知識の普及を推進
- 試験の公平性と信頼性を確保
CBT方式での受験準備

FP3級ネット試験(CBT方式)の受験準備は、従来の筆記試験とは異なる点がいくつかあります。
特に、オンラインでのアカウント作成から受験申請、そして支払い方法の選択は、スムーズな受験において非常に重要なステップです。
ここでは、これらの手続きを実際の画面を交えながら詳しく解説し、さらに必要な準備物や受験前のチェックリストを提供します。
- アカウント作成から受験申請までのステップ(画面付き)
- 受験料の支払い方法
- 必要な準備物と受験前のチェックリスト
まずは、アカウント作成から受験申請までのステップを見ていきましょう。
以下は、日本FP協会のFP試験用のCBTSサイトの画面をもとに説明していきます。
アカウント作成から受験申請までのステップ(画面付き)
CBT方式でFP3級試験を受験するには、まずCBTソリューションズのウェブサイトでアカウントを作成し、その後受験申請を行います。
このプロセスは、いくつかの段階に分かれていますが、それぞれのステップを順に進めればスムーズに完了できます。
ここでは、実際の画面を参考にしながら、各ステップを具体的に解説していきます。
まずは、メールアドレスの登録から始めましょう。
FP協会のネット試験受験には、専用のオンラインシステムでアカウントを作成する必要があります。CBTできんざいのFP試験や日商簿記のアカウントを登録済でも、別に登録する必要があります。
アカウント作成後、ログインして受験したい試験を選択し、申請手続きを行います。このステップでは、試験日や希望するテストセンターの選択も行います。全ての選択が完了したら、確認画面で入力内容をチェックし、問題がなければ申請を完了させます。
以下を例として、画面付きで説明していきます。
- 受験地:愛知県(名古屋)
- 受験日:2024/4/14(日)
- 受験級 :FP3級
メールアドレスの登録
CBTソリューションズのウェブサイトにアクセスし、「受験を申し込む」ボタンをクリックします。
初めて利用する場合は、まずメールアドレスを登録する必要があります。
登録したメールアドレスに送られてくる認証コードを入力し、次のステップに進んでください。
- CBTソリューションズウェブサイトへアクセス
- 「受験を申し込む」をクリック
- メールアドレスを登録し、認証コードを入力

メールアドレス登録後、アカウント作成
メールアドレスの認証が完了したら、氏名、生年月日、連絡先などの個人情報を入力してアカウントを作成します。
この際、入力情報に誤りがないか、特に注意して確認してください。
登録が完了すると、マイページにログインできるようになります。
- 氏名、生年月日、連絡先などの個人情報を入力
- 入力情報の正確性を確認
- マイページへのログインが可能に


CBT申込→テストセンター、日時を選択
メールアドレスの認証が完了したら、氏名、生年月日、連絡先などの個人情報を入力してアカウントを作成します。
この際、入力情報に誤りがないか、特に注意して確認してください。
登録が完了すると、マイページにログインできるようになります。
- 氏名、生年月日、連絡先などの個人情報を入力
- 入力情報の正確性を確認
- マイページへのログインが可能に


エリア・日程選択
テストセンターの選択画面では、地図上またはリスト形式で会場を確認できます。
ご自身の都合の良いエリアや、アクセスの良い場所を選び、さらに受験可能な日時の中から最適なものを選んでください。
予約が完了すると、確認メールが送られてきます。
この確認メールは、受験当日にも必要となるため、大切に保管しておきましょう。
- 地図またはリストからテストセンターを選択
- 受験可能な日時の中から最適な日程を選ぶ
- 予約完了メールを大切に保管





今回は、学科、実技試験とも申込を例としましたが、学科のみ、実技試験のみの受験申請も可能です。また、紙の試験と違い、学科試験、実技試験の順番を前後することもできます。
受験料の支払い方法
FP3級ネット試験の受験料は、オンラインでのクレジットカード決済またはコンビニエンスストアでの支払いを選択できます。
どちらの方法も手軽に利用できますが、それぞれに特徴がありますので、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選んでください。
特に、受験を急ぐ場合はクレジットカード決済がスムーズです。
利用可能な支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード決済:オンラインで即時支払いが完了します。
- コンビニ決済:指定された期日までに、選択したコンビニで支払いをします。

必要な準備物と受験前のチェックリスト
CBT方式の試験では、基本的に会場に用意されたコンピュータを使用するため、多くの準備物は不要です。
しかし、本人確認のための身分証明書は必須となりますので、忘れずに持参しましょう。
また、試験前に自身の体調を整え、万全の状態で臨むためのチェックリストも活用してください。
- 受験票(予約完了メールを印刷したもの、またはスクリーンショット)
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど顔写真付きのもの)
- 受験前の体調チェック
- 会場までのルート確認
受験当日の流れ

FP3級ネット試験の受験当日は、会場への到着から受付、そして試験開始から終了まで、いくつかのステップがあります。
事前に流れを把握しておくことで、落ち着いて試験に臨むことができるでしょう。
ここでは、当日の具体的な流れと、受験中に注意すべき点について解説します。
- 会場への到着から受付、試験開始、終了まで
- 受験当日における注意点
それでは、会場到着から見ていきましょう。
会場への到着から受付、試験開始、終了まで
試験当日は、予約時間の15分から30分前にはテストセンターに到着するようにしましょう。
受付で本人確認を済ませた後、指定された席に着席し、試験開始を待ちます。
試験中は、画面の指示に従って解答を進め、終了後には速やかに退出します。
具体的な流れは以下の通りです。
- 予約時間の15〜30分前に到着
- 受付で本人確認(受験票と本人確認書類を提示)
- 指示された席に着席
- 試験開始、解答
- 試験終了、退出
受験当日における注意点
受験当日には、いくつか注意しておくべき点があります。
特に、時間の管理と持ち物の確認は、試験をスムーズに進める上で非常に重要です。
また、試験中のマナーやトラブル発生時の対応についても、事前に把握しておくことで、不測の事態にも落ち着いて対処できます。
- 遅刻厳禁:公共交通機関の遅延なども考慮し、時間に余裕を持って行動しましょう。
- 忘れ物がないか最終確認:特に本人確認書類は必須です。
- 試験中の不正行為は厳禁:ルールを遵守し、公正な態度で受験しましょう。
- 体調管理:体調が悪い場合は、無理せず振替手続きを検討してください。
受験後の流れ

FP3級ネット試験(CBT方式)の受験が終わると、すぐに合否が判明します。
しかし、それだけが受験後のすべてではありません。
合格した場合は正式な合格発表の確認が必要となり、残念ながら不合格だった場合は再受験の手続きを検討することになります。
ここでは、それぞれの状況に応じた受験後の流れについて解説します。
- 合格発表の確認方法
- 不合格時の再受験手続き
それでは、合格発表の確認方法から見ていきましょう。
合格発表の確認方法
CBT方式の試験では、試験終了後すぐに画面上で合否が通知されます。
しかし、これは速報であり、正式な合格発表は後日、FP協会のウェブサイトで行われます。
正式な合格発表では、合格証書の発行手続きなど、今後のステップについて案内されますので、必ず確認するようにしましょう。
- 試験終了後、画面で合否を速報として確認
- 後日、FP協会のウェブサイトで正式な合格発表を確認
- 合格証書の発行手続きなどを確認
不合格時の再受験手続き
万が一、不合格となってしまった場合でも、CBT方式では比較的早い段階で再受験が可能です。
不合格だった場合は、まずは自身の学習方法や弱点を見直し、対策を練りましょう。
再受験の手続きは、初回受験時と同様に、CBTソリューションズのウェブサイトから行えます。
- 不合格の原因を分析し、学習方法を見直す
- CBTソリューションズのウェブサイトから再度受験を申し込む
- 次回こそ合格できるよう、計画的な学習を心がける
CBT方式での学習方法
CBT方式のFP3級試験は、自分のペースで学習を進められるため、効率的な準備が合格への鍵となります。
自学自習はもちろん、オンライン講座や市販のテキストも活用することで、より深く、そして実践的な知識を身につけることができるでしょう。
ここでは、CBT方式に特化した効果的な学習方法のヒントと、おすすめの教材活用法を紹介します。
- 自学自習のヒント
- オンライン講座やテキストの活用
まずは、自学自習のヒントから見ていきましょう。
自学自習のヒント
CBT方式の試験は、自宅や好きな場所で学習を進められるため、計画的な自学自習が非常に重要です。
まずは試験範囲全体を把握し、自身の得意分野と苦手分野を明確にしましょう。
そして、苦手分野に重点を置きつつ、過去問題集を繰り返し解くことで、出題傾向と時間配分に慣れることが合格への近道です。
- 試験範囲の全体像を把握
- 自身の得意・苦手分野を明確化
- 過去問題集を繰り返し解き、出題傾向と時間配分を習得
過去問を通じて、試験の形式や出題傾向を理解することができます。さらに、自分の弱点を発見し、その部分を重点的に学習することが可能になります。
オンライン講座やテキストの活用
CBT方式の試験対策として、オンライン講座や市販のテキストは非常に有効なツールです。
オンライン講座は、専門講師による解説で理解を深められるだけでなく、疑問点を解消するサポート体制が整っている場合もあります。
一方、テキストは体系的に知識を習得するのに役立ち、CBT方式に特化した模擬試験が付属しているものを選ぶと、より実践的な対策が可能です。
- オンライン講座で専門的な解説とサポートを受ける
- 市販のテキストで体系的に知識を習得
- 模擬試験付きの教材で実践力を養う
まとめ
FP3級ネット試験(CBT方式)は、経理実務者にとってキャリアアップの大きなチャンスです。
自身のペースで学習し、利便性の高いCBT方式を活用することで、無理なく資格取得を目指せるでしょう。
この記事では、試験の概要から具体的な申込方法、学習のヒントまでを網羅的に解説しました。
- FP3級ネット試験(CBT方式)は、経理実務者のキャリアアップに繋がる
- 利便性が高く、自身のペースで学習・受験が可能
- アカウント作成から受験申請まで、実際の画面付きで詳細に解説
- 効果的な学習方法や当日の注意点も網羅的に紹介
試験方式 | メリット | デメリット |
CBT方式 | 柔軟な日程選択、早期の結果判明、再受験のしやすさ | 試験会場のコンピュータ操作に慣れる必要あり |
筆記試験 | 慣れた筆記用具で解答できる | 年2回の固定日程、結果判明まで時間がかかる |
FP3級の知識は、あなたの経理実務だけでなく、個人の資産形成においても羅針盤のような存在となるでしょう。
まずは、CBTソリューションズのウェブサイトでアカウントを作成し、試験の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
CBT方式の受験については、多くの受験生から様々な質問が寄せられます。ここでは、CBT方式の受験に関する一般的な疑問への回答を通じて、受験生が持つ可能性のある不明点を明確にしていきます。
Q1: CBT方式の試験では、何がテストセンターに用意されていますか?
CBT方式の試験会場では、基本的にコンピュータ、モニター、キーボード、マウスが用意されています。
また、筆記用具や計算用紙は会場で貸与されることが一般的です。
特別な持ち物は不要ですが、念のため事前に確認しておくと安心です。
- コンピュータ、モニター、キーボード、マウス
- 筆記用具、計算用紙(貸与)
Q2: 自分のパソコンを持ち込んで受験できますか?
いいえ、CBT方式の試験では、ご自身のパソコンを持ち込んで受験することはできません。
試験は、テストセンターに設置された専用のコンピュータを使用して行われます。
これは、試験の公平性とセキュリティを保つための措置です。
- 個人のパソコン持ち込みは不可
- テストセンターの専用コンピュータを使用
Q3: CBT方式の試験で答えを変更することはできますか?
はい、CBT方式の試験では、試験時間内であれば、一度解答した問題の答えを自由に変更することができます。
後で見直したい問題には「見直しフラグ」を付ける機能もありますので、有効活用して慎重に解答を進めましょう。
解答を確定する前に、すべての問題を見直す時間も確保することをおすすめします。
- 試験時間内であれば変更可能
- 「見直しフラグ」機能の活用
Q4: CBT方式の試験で、試験時間を超過することはありますか?
いいえ、CBT方式の試験では、設定された試験時間を超過して解答することはできません。
試験時間が終了すると、自動的に画面がロックされ、それ以上の解答入力ができなくなります。
時間配分を意識し、すべての問題に目を通せるよう、計画的に解答を進めることが重要です。
- 時間管理と計画的な解答が重要
- 試験時間の超過は不可