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仕事でキャリアアップを目指している方の中には、収入アップ→資産形成速度アップ→FIREを目指したい、という方もいると思います。ただ、FIREした後はどうなるか、というと、なかなか知る機会はないように感じます。おそらく多くの人にとってFIREがゴールであり、その先はイメージしづらいからだと予想します。
ブロガーのヒトデさんの著書「1万回生きたネコが教えてくれた 幸せなFIRE」は、他のFIRE本ではあまり取り上げられない「FIRE後の生活」にも焦点を当てており、とても面白く読めました。著者のヒトデさんは、ブログでFIREを達成された猫好きの方であり、説得力もあります。
- FIRE後にも焦点を当てている(成功・失敗パターン別)
- ストーリー形式で読みやすい
- 多くのパターンが紹介されているので、どれかが自分に刺さる可能性が高い
この本は、「FIRE自体が幸せなのではなく、やりたい仕事で生きていけることが幸せ」ということを結論づけており、全ての社会人に読んでみてほしいです。
特に、以下のような方が読むと、現状の心境を変えるきっかけとなると思います。
- 今の仕事にやりがいを感じられない
- 将来に向けての資産形成に「中だるみ感」を感じている
この記事では、僕が感じるこの本の特徴を挙げていきます。この本を読むことで、自分のやりたい仕事は何か、キャリア形成の芯となるものは何か、自分自身で気づいたうえで、好きな仕事に向けて資格取得や転職等、一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。。
「幸せなFIRE」の特徴3選
①FIREした後の話にも焦点を当てている
FIRE本は基本的に、「FIREするために何をするべきか」という点に焦点を当てているものが多いと感じています。
一方、この本はFIREした後はどうなるか、というケースの紹介を通じて、「どうしたらFIREするまでの過程を楽しく過ごせるのか」という点に焦点が当たっていると感じました。
生き方、として、社会人の方にはぜひ読んでみてほしいです。
②ストーリー形式で読みやすい
FIRE本はどうしても、「FIREを達成するためには~するべき」というようなノウハウの記載が多いように感じます。もちろんニーズがあるからそのような本が増えるのですが、この本は少し違います。
著者のヒトデさんはブログでFIREされた方なので、文章が非常にわかりやすく、ストーリーにも引き込まれました。僕はKindle版を予約していたのですが、ダウンロードされたその日には読破してしまいました。
③多くのケースが紹介されており、どれかが自分に刺さる可能性が高い
僕は会社員として以下の2パターンが刺さりました。特にFIRE失敗パターンで出てきた「損失を過大評価」という言葉は、お金に限らず思い当たることが多々ありました。
- FIRE失敗パターン:西村賢一さん
- FIRE成功パターン:星野健太郎さん
この2人のパターンを読んで、お金が増えれば選択の自由は増えるけれど、そのための過程で別の不自由(「時間を使って必死で仕事」)を受け入れることになる、結局万能の選択肢はない、ということを改めて感じました。
そのうえで選択した仕事が「自分が好きなこと」ならば、FIREに至る過程もむしろ楽しめる、ということなのか、と考えました。
まとめ:「好きな仕事を探したい」ならば読んでみてください
この記事では、僕が感じた「1万回生きたネコが教えてくれた 幸せなFIRE」の本の特徴をまとめました。
僕自身は、会社員→FIRE の方の話に共感することで、以下のモチベーションアップの効果があったと感じています。
- 目標としている経理資格取得へのモチベーションが上がった
- つみ立て投資の目的が少し明確になった
資格取得への学習のモチベーションが上がるきっかけとなりました。ただ、人によって共感できる部分や感じる内容は違うと思います。
社会人の方ならば、気づきが得られる本だと思いますので、ぜひ読んでみてください。