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毎日Excelとにらめっこしながら、大量の伝票入力や集計作業に追われている経理担当者の皆さん、お疲れ様です。
- キーボード⇔マウスの往復が面倒
- よく使う関数の入力が毎回煩雑
- セル間の移動に時間がかかる
僕も、ショートカットキーを覚える前はほとんどの作業をマウスで行っていて、上司から「仕事が遅い」とよく注意を受けていました。そこでExcelの書籍でショートカットキーを覚えたところ、仕事にかかる時間は格段に減り、できる仕事量は格段に増えました。
1つのキー操作で、普段何回もクリックしていた作業が一瞬で完了する──この積み重ねが、繁忙期の残業時間を確実に削ります。この記事では、次の内容を解説します。
- 経理業務でよく使うExcelショートカットキー27選
- ショートカットキーを組み合わせた経理実務への活用例
- 効率的に習得し、定着させる方法
なぜ経理にショートカットキーが必要か─スピードと正確性の両立
経理業務は大量の数字を扱うため、データ入力や集計の速度が業務効率に直結します。マウス操作に頼ると、視線の移動やクリックの手間が積み重なって大きなロスになります。ショートカットキーなら、キーボードから手を離さずに一連の作業を完結でき、思考の中断を防いで集中力を維持できます。
さらに、作業時間の短縮はミスの軽減にもつながります。繁忙期は焦りからミスが出やすいもの。作業が速ければ心理的な余裕が生まれ、確認作業により多くの時間を割けます。習得にかかる時間はわずかですが、効果はずっと続きます。
経理業務でよく使うショートカットキー27選
| ショートカットキー | 機能 |
|---|---|
| Ctrl+C | コピー |
| Ctrl+X | カット |
| Ctrl+V | 貼り付け |
| Ctrl+Alt+V | 形式を選択して貼り付け(値貼り付けに必須) |
| Ctrl+Z | 元に戻す |
| Ctrl+Y | やり直し(元に戻すの取り消し) |
| Ctrl+S | 上書き保存 |
| Ctrl+P | 印刷(印刷プレビュー) |
| Ctrl+F | 検索 |
| Ctrl+H | 置き換え |
| Ctrl+A | 全て選択 |
| Ctrl+Shift+「+」 | 行・列の挿入 |
| Ctrl+「-」 | 行・列の削除 |
| Shift+Space | 行を選択 |
| Ctrl+Space | 列を選択 |
| Ctrl+↑↓←→ | データの端のセルに移動 |
| Ctrl+Shift+↑↓←→ | データの端まで選択 |
| Ctrl+Shift+L | フィルターのオン/オフ |
| F2 | セルの編集 |
| F4 | 直前の操作の繰り返し |
| Alt+Enter | セル内で改行 |
| Ctrl+Shift+1 | 桁区切り(カンマ)を付ける |
| Ctrl+; | 今日の日付を入力 |
| Ctrl+PageUp/PageDown | シート間を移動 |
| Alt+Tab | アクティブな画面(ファイル)の切り替え |
| Alt+F4 | ファイルを閉じる |
| Windowsキー+D | 開いているすべてのウィンドウを最小化 |
僕の感覚では、「1日に5回以上行う操作」はショートカットキーを覚えたほうが効率的です。僕は上記のほとんどを1日10回以上使うため、最初のころはPCの横に一覧表を貼って、見ないで押せるようになるまで使い続けました。
クロマル談: 「間違えた操作を一瞬で戻せる『Ctrl+Z』は最初に覚えるべきです。」
組み合わせで効く!経理実務への活用例
ショートカットキーは単独より、業務の流れに沿った組み合わせで真価を発揮します。
- 行の挿入: Shift+Space(行選択) → Ctrl+Shift+「+」(挿入)
- 別ファイルへの値の転記: Ctrl+C(コピー) → Alt+Tab(ファイル切り替え) → Ctrl+V(貼り付け)
- 印刷範囲を設定してプレビュー: Shift+矢印(範囲選択) → Alt+P+R+S(印刷範囲の設定) → Ctrl+P(印刷プレビュー)
クロマル談: 「組み合わせは『知っているか、知らないか』です。自分の業務で時間がかかっている操作を思い出したら、ショートカットキーでできないか検索してみましょう。」
クイックアクセスツールバーでさらにスピードアップ
クイックアクセスツールバーはExcel上部の小さなツールバーで、頻繁に使うコマンドを登録できます。「ショートカットキーがない(または覚えにくい)けれど頻繁に使う操作」の受け皿として最適です。
経理業務で登録しておくと特に役立つ機能は次のとおりです。
| 機能 | 経理業務での用途 |
|---|---|
| 値貼り付け | 数式を消して値だけ貼る、経理の超頻出操作 |
| グループ化・解除 | 参照データの必要な部分のみ表示 |
| 印刷プレビュー | 提出資料のレイアウト確認 |
| シートの挿入 | 月次・四半期ごとのシート追加 |
| フィルタリング | データの分析・確認 |
| 罫線の追加/削除 | 表の整形 |
| セルの書式設定 | 金額・日付の書式変更 |
| ウィンドウ枠の固定 | 大量データでヘッダー行を固定 |
クロマル談: 「登録した機能は『Alt+数字キー』で呼び出せます。僕は値貼り付けとグループ化の登録がおすすめです。」
おすすめ書籍: 「外資系投資銀行のエクセル仕事術」
僕がショートカットキーの必要性を認識したのは、自分のエクセル作業の遅さを克服したいと考えたときに、熊野整さんの『外資系投資銀行のエクセル仕事術』を読んでからです。
エクセル資料のアウトプット量が成果に直結する投資銀行で、著者がどう作業を効率化していたかを知り、「まずショートカットを使いこなそう」という気になりました(さすがに著者のように「F1キーを抜き取る」ようなことはしませんでしたが…)。
- 作業を早くするショートカットキー
- ミスを防ぐためのエクセル表の作成ルール
- 複雑な表を作成するための手順
Excelを毎日使う方なら、ショートカットキーを覚えるだけで年間で丸1日分ほどの時間を節約できるはずです。
体系別ショートカットキー一覧
新しいキーを覚えるときは、「Ctrl系」「Shift系」「Fキー系」と体系で捉えると定着が早くなります。
Ctrlキー系(基本操作の中心)
| キー | 機能 |
|---|---|
| Ctrl+A | 全選択 |
| Ctrl+B | 太字 |
| Ctrl+C / X / V | コピー / カット / 貼り付け |
| Ctrl+D | 上のセルの内容を下にコピー |
| Ctrl+R | 左のセルの内容を右にコピー |
| Ctrl+E | フラッシュフィル |
| Ctrl+F / H | 検索 / 置換 |
| Ctrl+G | ジャンプ(移動) |
| Ctrl+I / U | 斜体 / 下線 |
| Ctrl+K | ハイパーリンクの挿入 |
| Ctrl+N | 新しいブックの作成 |
| Ctrl+O | ファイルを開く |
| Ctrl+P | 印刷 |
| Ctrl+S | 上書き保存 |
| Ctrl+T | テーブルの作成 |
| Ctrl+W | ブックを閉じる |
| Ctrl+Y / Z | やり直し / 元に戻す |
クロマル談: 「Ctrl+S(上書き保存)は数分おきに押すことを習慣化しましょう。急なフリーズで保存できなかったときのショックを最小化できます。」
Shiftキー系(選択範囲の拡張が得意)
| キー | 機能 |
|---|---|
| Shift+Space | 現在の行を選択 |
| Ctrl+Shift+Space | データ範囲全体を選択 |
| Shift+Enter | 上のセルに移動 |
| Shift+Tab | 左のセルに移動 |
| Shift+矢印(↑↓←→) | 選択範囲を矢印方向に拡大 |
| Ctrl+Shift+矢印 | データ範囲の端まで選択 |
| Shift+PageUp/PageDown | 画面単位で上下に選択 |
| Shift+F2 | セルにコメント(メモ)を追加 |
| Shift+F3 | 関数の挿入ダイアログを開く |
| Shift+F8 | 離れた複数セルの追加選択モード |
| Shift+F11 | 新しいワークシートを挿入 |
ファンクションキー系(知っていると差がつく)
| キー | Excelでの機能 |
|---|---|
| F1 | ヘルプを開く |
| F2 | セルを編集状態にする |
| F3 | 名前の貼り付け(定義済みの名前を数式に挿入) |
| F4 | 直前の操作を繰り返す / 数式入力中は絶対参照($)の切り替え |
| F5 | ジャンプ(指定セルへ移動) |
| F7 | スペルチェック |
| F9 | ブックの再計算 |
| F11 | 選択データからグラフシートを作成 |
| F12 | 名前を付けて保存 |
特にF4の「絶対参照($)の切り替え」は、数式を多用する経理には必須の機能です。
よくある質問(FAQ)
Q. 経理初心者が最初に覚えるべきショートカットキーは?
Ctrl+C(コピー)・Ctrl+X(切り取り)・Ctrl+V(貼り付け)・Ctrl+Z(元に戻す)・Ctrl+S(上書き保存)の5つです。Excel以外のほとんどのPC作業でも共通して使える基本中の基本で、この5つだけでも作業効率は格段に上がります。
Q. 効率的に覚える方法はありますか?
一度に全部覚えようとせず、日常業務でよく使う操作から置き換えていきましょう。一覧表を印刷してデスクの横に貼り、意識的にマウスを使わない練習をするのが効果的です。僕もこの方法で、見ないで押せるようになるまで使い続けました。
Q. 操作を間違えてしまったら?
Ctrl+Zで直前の操作を元に戻せます(連続で押せば何段階でも戻れます)。進行中の操作はEscキーでキャンセルできます。ただしCtrl+Sで上書き保存した内容は元に戻せないので注意してください。
Q. Excel以外のソフトでも使えますか?
コピー・貼り付け・元に戻す・保存などの基本操作は、Word・PowerPoint・Webブラウザなど多くのアプリで共通です。覚えればPC作業全体が速くなります。
まとめ: 経理の時短は、ショートカットキーから始めるのが最速
- 経理業務は正確性とスピードの両立が求められる。ショートカットキーはその両方に効く
- まずはCtrl+C/X/V/Z/Sの5つから。「1日5回以上使う操作」を順に置き換えていく
- 組み合わせ(行挿入、値の転記、印刷設定)とクイックアクセスツールバー(Alt+数字)でさらに加速
- 毎日使えば年間で丸1日分の時間を節約できる
Excelの使いこなしは、効果がすぐ実感できるショートカットキーから始めるのがおすすめです。その後に経理に必須のExcel関数へと学習を広げれば、繁忙期の景色が変わります。まずは今日、Ctrl+Zから使ってみてください。
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