簿記とFP、経理はどっちを先に取るべきか|資金繰り担当になって分かったこと

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簿記とFP、経理はどっちを先に取るべきか|資金繰り担当になって分かったこと

僕は簿記を先に取り、そのあとにFP2級を取りました。理由は、子会社の資金繰り業務と税務申告業務を任されたときに、税金の全体像を知らないと仕事が回らなかったからです。

僕は経理歴18年、簿記1級とFP2級(きんざい)を保有しています。この記事では、簿記とFPのどちらを先に取るべきかを、実務で必要になった順番から説明します。

この記事でわかること

  • 簿記とFPは対象が違うが、実務ではつながっている理由
  • 資金繰り・税務申告担当になって、初めてFPが必要になった経緯
  • 学習の順番と、どちらを優先すべきかの判断軸

簿記とFPは対象が違うが、実務ではつながる

簿記とFPは対象が違うが、実務ではつながる

この図は、出典の明記とリンク設置を条件に転載いただけます(加工・改変はご遠慮ください)。
出典:こつこつ経理の資格取得ナビ「簿記とFP、経理はどっちを先に取るべきか|資金繰り担当になって分かったこと」

簿記は「会社のお金」を記録・計算する技術で、FPは「個人のお金」を扱う知識です。対象が違うので、どちらか一方だけで足りると思われがちですが、経理の実務では両方が必要になる場面があります。

簿記の知識は、取引を仕訳して決算書を作るための言語です。一方でFPは、税金・保険・資産運用など、個人のお金に関する幅広い知識を扱います。会社の経理担当者であっても、資金繰りや税務申告の担当になると、法人だけでなく個人の税金や社会保険の知識が必要になる場面が出てきます。

資金繰り・税務申告担当になって、初めてFPが必要になった

きっかけは、子会社の資金繰り業務と税務申告業務を任されたことでした。

消費税法能力検定や法人税法能力検定を学習していたため、それぞれの税金がどんなものかは分かっていました。ただ、会社の資金全体の流れを知っているわけではなく、次のような基本的なことも知らない状態でした。

  • いつ、どのような税金の支払いがあるのか
  • 資金繰りに影響を与えるような金額の税金はどれなのか

そもそも存在を知らなければ、社内の詳しい人や税務署に確認を取ることもできません。1つ1つの税金について詳しく調べようにも会社の業務は待ってくれないため、税金について浅く広く知ることができるFP試験の学習を始めました。

FP3級の学習を終えた段階で、キャッシュフロー計算書の読み解きや、資金調達方法への理解、金融機関への説明資料作成の質が上がったと感じています。税務面では、法人税だけでなく所得税や社会保険料など個人にかかる税金の基礎が分かったことで、税理士との連携もスムーズになりました。

学習順序は簿記が先

簿記とFPの両方を取るなら、簿記を先に学習することをおすすめします。

理由は、簿記で取引の会計処理を理解したうえでFPの勉強をすると、会計処理の背景が分かり、より経理実務に結びつけやすいからです。簿記を先に学んでいたことで、FP試験で出てくる税金や資産の話を、実際の仕訳や決算書のどこに反映されるかとセットで理解できました。

逆の順番でも学習は可能ですが、経理実務に活かすことを目的にするなら、簿記(できれば簿記2級)→FP2級の順が回り道になりにくいと感じています。

どちらを取るべきか

担当業務で見る、優先すべき資格

この図は、出典の明記とリンク設置を条件に転載いただけます(加工・改変はご遠慮ください)。
出典:こつこつ経理の資格取得ナビ「簿記とFP、経理はどっちを先に取るべきか|資金繰り担当になって分かったこと」

大切なのは、どちらが優れているかではなく、あなたの担当業務や目的にどちらが必要かです。

  • 決算書を作る側の業務(経理・財務)を担当している、または目指している: 簿記を優先
  • 資金繰り・税務申告・個人の資産形成に関わる業務を担当している、または興味がある: FPを優先
  • 経理として長く働くなら、いずれ両方必要になる場面が出てくる

簿記の学習は、スキマ時間でも進められる通信講座を使うと継続しやすいです。僕が簿記2級を取ったのは学生時代で、専門学校の講義と問題集で勉強しました。いまから働きながら学ぶなら、通勤時間に講義を見られるスタディングの通信講座を選びます。

働きながら簿記を学ぶスタディング公式(簿記)

FPの学習方法については、スタディングFP3級講座を受講した感想と口コミで詳しく紹介しています。

よくある質問

Q. 簿記とFP、両方取る必要がありますか?

A. 必須ではありません。担当業務によっては片方だけで十分な場合もあります。ただ、経理として長く働くうえで、資金繰りや税務申告など個人の税金の知識が必要になる業務を任される可能性があるなら、いずれ両方があると役立ちます。

Q. FPを先に学んでから簿記を学んでもよいですか?

A. 学習自体は可能です。ただ、経理実務に活かすことを目的にするなら、簿記を先に学んでおくと、FPで出てくる税金や資産の話を会計処理と結びつけて理解しやすくなります。

Q. どちらのほうが難易度は高いですか?

A. 一般的に、同じ2級・3級で比較すると簿記のほうが計算問題の比重が高く、難易度が高いとされています。FPは範囲が広い分、暗記・知識理解の比重が高くなります。

まとめ

  • 簿記は「会社のお金」、FPは「個人のお金」を扱う知識で、対象は違うが実務ではつながる
  • 資金繰り・税務申告担当になったことで、税金の全体像を知る必要が生じ、FP学習を始めた
  • 学習順序は簿記が先。会計処理の背景を理解してからFPを学ぶと実務に結びつけやすい
  • どちらを優先するかは、担当業務や目的で決めればよい

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