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簿記資格がなくても、経理に配属されることは普通にあります。僕は経理歴18年の中で、簿記資格を持たない状態で配属されてきた人を何人も見てきました。
ただ、資格の有無よりも先に、実際の差はもっと別のところに出ます。この記事では、その観察と、資格を取るならいつが効くかに絞って書きます。何の簿記資格を選ぶべきか、どう勉強するかは、別記事にまとめています。
この記事でわかること
- 資格の有無より先に差がつく、配属直後の実際のポイント
- 資格を取るタイミングは、配属直後でなくてもいい理由
- 転職を考えるなら、資格の有無が効いてくる場面
資格より先に差がつくのは、Excelと質問する姿勢
簿記資格を持たずに配属されてきた人を見てきて感じるのは、最初の数か月で差がつくのは簿記の知識ではなく、Excelの基本操作と、分からないことをそのままにしない姿勢だということです。
配属直後は、簿記の理論よりも先に、社内の勘定科目コードや基幹システムの使い方、Excelでの集計作業につまずきます。簿記の知識がここで直接効く場面は、実はそれほど多くありません。
逆に言えば、簿記資格がなくても、Excelの基本操作ができて、分からないことをすぐ質問できる人は、配属直後の立ち上がりで苦労しにくい傾向があります。
資格を取るなら、配属直後でなくてもいい
簿記資格を持たずに配属された場合、いつ資格を取るべきか迷うと思います。僕自身の経験では、資格の知識が本当に効いてくるのは、取った当時とは別の担当になってからでした。
簿記1級を持って経理に配属されても、実際にその知識を使う場面は1年以上ありませんでした。最初につまずいたのは会計ではなく、社内の専門用語やシステムという「共通言語」の方だったからです。

この経緯は資格は、自信がなかったから取ったに詳しく書いています。効いた資格と効かなかった資格を実名と取得年で並べているので、資格取得のタイミングで迷っている場合は参考にしてください。
配属直後に無理に簿記資格を取ろうとするより、まず社内の業務の流れに慣れてから、必要性を感じたタイミングで取りにいく、という順番でも遅くありません。
転職を考えるなら、話は別
社内でのキャリアだけを考えるなら資格取得を急ぐ必要はありませんが、転職を考える場合は事情が変わります。
求人票で「日商簿記2級必須」「歓迎条件」と明記している企業は多く、資格がないと応募条件に届かない求人が出てきます。実務経験でカバーできる部分もありますが、書類選考の段階で資格の有無だけを見て絞り込まれるケースは実際にあります。
社内での評価と、転職市場での評価は別物だと考えて、資格を取るかどうかを判断してください。どの簿記資格を目指すべきかは3大簿記資格の違いに、勉強を続けるコツは経理の勉強法にまとめています。
よくある質問
Q. 簿記資格がなくても、経理として評価されますか?
社内での評価は、資格の有無より実務の正確さやExcelスキルで決まることが多いです。ただし、転職では資格の有無が応募条件に直結する場合があります。
Q. 資格を取るなら、配属前と配属後のどちらがいいですか?
どちらでも構いません。僕自身は配属前に簿記1級を取りましたが、実務で効いてきたのは配属から数年後、別の担当になってからでした。焦って配属直後に取る必要はありません。
Q. 資格なしで経理を続けるのは、キャリア上のリスクになりますか?
社内でのキャリアだけを考えるなら大きなリスクにはなりにくいですが、転職を視野に入れるなら、資格が無いことで応募できる求人の幅が狭くなります。
まとめ
- 簿記資格がなくても経理に配属されることは普通にある。配属直後に差がつくのは資格より、Excelの基本操作と質問する姿勢
- 資格の知識は、取った当時の担当ではなく、別の担当になってから効くことが多い。配属直後に無理に取る必要はない
- 転職を考えるなら話は別。求人の応募条件に資格が明記されているケースは多い
資格を取るかどうかで迷ったら、まず今の担当業務で何につまずいているかを整理してみてください。