【スキマ時間活用】簿記2級に一発合格!1級合格者が勉強法を解説!

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【スキマ時間活用】簿記2級に一発合格!1級合格者が勉強法を解説!

簿記2級は、資格を取得することで特に経理としての就職・昇進・転職に大きなアドバンテージが生まれることから、多くの人が目指す資格の1つです。しかし、合格率が低く、試験範囲も広いため、時間がない中でどのように勉強するか、迷っている方も多いと思います。

  • 仕事が忙しくて勉強時間が取れない
  • 範囲が広くて、一通り学習したときには最初の方を忘れてしまう
  • テキストをいくら読んでも理解できた気がしない。

簿記は独自のルールが多く、最初の段階でつまづきやすいです。僕も、簿記の学習を始めて一ヶ月後の簿記3級の試験では、30点しか取れずに不合格でした。その時は自分は簿記に向いていないと感じました。ただ、その後、専門学校の講義を受講し、問題集をコツコツ学習→テキストで不足を補填することで、約半年で簿記2級に合格できました

その後に簿記1級を取得したことで、東証プライム企業(当時は東証1部上場企業)2社から内定をいただくことができました。それから15年以上の経理として業務を行う中で、簿記の知識は思考のベースとなっています。

この記事では、簿記1級取得後、上場企業の経理として働きながら各資格を取得してきた僕が、簿記2級を合格する為に効率的な学習法を解説します。この記事を読むことで、簿記2級に合格する為の方法や教材を理解し、合格に近づくことができます。

日商簿記2級の基礎知識

日商簿記2級の基本情報

日商簿記2級は、商業簿記工業簿記の2科目から構成される、日本商工会議所が主催する資格試験の1つです。商業簿記は、商売をする会社や店舗の会計に関する内容が、工業簿記は、製造業の原価計算などに関する内容が学習対象となります。

  • 商業簿記:会計仕訳や財務諸表の作成
  • 工業簿記:製造業の原価計算(個別・総合)

日商簿記2級の合格率

日商簿記2級の近年の合格率は、商工会議所のHPによると、下の通りです(2022年4月~2023年3月)。

  • 日商簿記3級:41.2%
  • 日商簿記2級:37.1%

合格率が30~40%の試験であり、決して簡単な試験ではありません。ただ、きちんと対策をすれば合格できる試験です。

簿記2級合格に必要な勉強時間

簿記2級に合格するためには、事前に勉強計画を立て、時間を確保する必要があります。目安ではありますが、スタディング公式HPによると、簿記合格のためには以下の勉強時間が必要となります。

  • 簿記未経験者:独学だと300~400時間
  • 簿記3級取得者:独学だと150~300時間

300時間となると、1日1.5時間勉強しても6ヶ月以上かかる計算です。経験上、6ヶ月以上の学習期間を集中し続けるのは、よほど必要に迫られていないとモチベーションを保つのが難しいです。そのため、働きながら合格を目指す方は、専門学校を利用して短期間での合格を目指すのが効率的です。

簿記2級の勉強のポイントと基本的な学習法

簿記2級では、商業簿記と工業簿記の2つの科目を学びます。商業簿記では、取引先別仕訳や税金計算、決算処理などが、工業簿記では、原価計算や製品原価の算出方法などが学習対象となります。

働きながら学習を行う戦略として、専門学校の通信講座の利用をおすすめします。理由は以下の3点です。

  • 通勤中等のスキマ時間を活用して講義視聴等のインプットを図れる
  • アウトプットの教材も厳選されており、反復演習を効率的に行える
  • 過去問を研究した専門学校の教材により独学よりも短期間で合格できる可能性が高まる。

確かに簿記2級は市販の問題集も多く、どれかを集中的にマスターすれば、簿記2級の合格はできるはずです。ただ、そもそも最初がわかりづらい簿記の学習を継続できる方が多くない点、および限られた時間で過去問の分析→教材の選定 という手番をかけるより、その時間を問題演習に回す方が確実に合格に近づくという点からも、専門学校の利用をおすすめします。

通信講座でおすすめのスタディング簿記講座については、【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも合格できる方法を解説を参照ください。

クロマル
クロマル

通信講座でインプットを効率化し、限られた時間は問題演習に集中投入しましょう

簿記2級における商業簿記・工業簿記の試験に向けた基本方針は以下の通りです。

  • 商業簿記:基本的な問題を確実に解答できるように学習する
  • 工業簿記:満点を取るつもりで学習する

過去問の確認をしてゴールを明確にする

商業簿記、工場簿記とも、まずは過去問の確認が必要となります。過去問の以下の内容を確認していきます。

  • 問題のページ数(商業簿記/工業簿記)
  • 解答形式・問題数の配分(選択式/数値解答式/文章解答式)
  • 問題の講評(教材による)
  • 解答を読んで意味がわかるか

過去問を最初に確認することで、その後の学習の効率が格段にアップします。なぜならば、合格=過去問レベルの問題で合格点が取れること、であり、過去問から逆算して勉強することで効率的に合格に近づけるからです。

過去問を見ずに、教材の1ページ目から1日10ページ勉強、というような積み上げ式の学習だと、ゴールが見えずに挫折する可能性が高くなります。

ゴール(過去問で合格点を取る)から逆算して学習内容を考えましょう。

商業簿記の学習方法

商業簿記は、売買や輸送、仕入先との取引など、商業に関する取引を記録する方法を学びます。具体的には、財務諸表の作成や仕訳の記入、棚卸資産の計算方法などを学びます。2017年度に連結会計が出題範囲に出題されて以降、試験範囲の広範化・難化傾向が続いています。そのため、満点を狙って手を広げすぎることなく、全範囲にわたって基本的な部分を確実に得点することが求められます。

商業簿記を学習する際には、以下のようなポイントに注目することが大切です。

  • すべての取引を仕訳で考える
  • 財務諸表の構成要素を理解する
  • 各帳簿の形式を理解する
  • 棚卸資産の計算方法を理解する
  • 難易度の高い個別論点(連結・外貨換算等)は、基本の流れを抑える

理由としては、商業簿記の試験範囲は広範囲の為、別々に覚えようとすると覚えきれないからです。

また、連結会計などの個別論点が難しいことから、個別論点の学習に時間を使いすぎたり、逆に全く時間を使わない、ということがないよう、専門学校の教材を使用しながらペース配分を調整する必要があります。

僕は1~2週間に1回程度、自分の学習履歴を確認し、その期間で未着手の分野は次の2週間ほどで優先的に手を付けるようにしていました。商業簿記は苦手を作らない、これが大事です。

クロマル
クロマル

苦手を作らなければ、試験本番で見たことない問題が出た時に「捨て問」か見極められます

工業簿記の学習方法

工業簿記は、満点を取るつもりで学習する必要があります。理由として、特に総合原価計算は一連の計算が関係しているため、序盤で間違えるとその後の問題が全部不正解、ということもあり得るためです。

ただ、工業簿記は問題のパターンが決まっており、一度理解すれば高得点を取ることは十分可能です。

  • 個別原価計算
  • 総合原価計算

まずは個別原価計算から学習し、その後に総合原価計算に進みます。学習の際には「ボックス図は手を動かして書くか、イメージする」ことを意識してください。最初は解答を見ながらでかまいませんが、書いていくことで原価計算の構成要素がわかり、試験問題から効率的に必要な情報を抜き出せるようになります。

働きながらの学習のコツはスキマ時間の活用

簿記2級の学習は、半年程度で完了するためには、スキマ時間を活用する感覚が必須です。簿記の学習はやり方を工夫していけば、机の上以外でもかなりの部分の学習ができます。

通信講座を活用してスキマ時間で簿記学習

簿記2級の合格のために、スキマ時間を使って以下の学習を行う必要があります。

  • 通勤時間→専門学校の講義を1.5倍速~2倍速で視聴(インプット)
  • 昼休み→スマホアプリで問題演習で復習(アウトプット)

おすすめの教材は、スタディングの簿記2級講座です。業界最安の簿記講座で、スキマ時間の活用に非常に便利な講座となっています。詳細は【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!通信講座で初心者でも短期間で合格できる方法を解説の記事で解説しています。

試験問題を解く順序

自信を持って解答できる問題に最初に取り組むことがおすすめです。自信を持って解答できる問題は、短時間で解答することができます。このような問題を解くことで、時間配分の余裕を確保し、解答できない難易度の高い問題に時間を割くことができます。簿記2級の試験は受験回によって難易度が異なるため、基本的な問題を優先して解答していくのが合格への近道です。

最後に、時間が残っている場合に、解答できなかった問題に取り組むのがおすすめです。

  1. 解きやすい問題から解く
  2. (時間が余ったら)難しい問題を解く

教材は、スタディングの簿記2級講座ならば十分に問題がそろっており、おすすめです。

簿記の勉強を継続するコツ

継続して学習するポイント

簿記2級の勉強で重要なのは、継続して学習することです。一度にたくさんのことを覚えようとせず、少しずつ学習することがポイントです。また、自分に合った学習方法を見つけることも大切です。例えば、音声教材を聴いたり、問題集を解いたり、スマホアプリを利用したり、オンライン講座を受講したりと、様々な方法があります。自分に合った学習方法を見つけ、継続して学習することが、無理なく簿記2級に合格するためのポイントです。

  • 1日の学習内容を欲張らない
  • 教材を変えてみる(音声・問題集・スマホアプリ)
  • 既存の習慣にくっつけて習慣化してみる(歯磨きしながら講義を聴く 等)

ストレスを軽減する方法

簿記2級の勉強は、多くの人にとってストレスを感じることがあります。そのため、ストレスを軽減する方法が重要になってきます。例えば、勉強時間を決めて決まった時間に勉強をすることで、ストレスを軽減することができます。また、勉強をしながら、ストレッチや軽い運動をすることで、身体をリフレッシュすることも有効です。さらに、自分にご褒美を設定することも、ストレスを軽減する方法の一つです。例えば、勉強が終わったら好きなものを食べるなど、自分にとってのご褒美を設定することが、勉強を継続するためのモチベーションにつながります。

  • ストレッチや軽い運動
  • 自分への軽いご褒美(食べ物、遊び)

頻度と内容のバランスをとった復習方法

効果的な復習方法として、スパシーボ効果という現象が知られています。これは、簡単に言うと、人間の脳が自分が努力していると感じることで、学習効果が高まるということです。毎日継続して勉強をしていることを意識することで、スパシーボ効果を引き出すことができます。また、重点的に復習することで、自分の弱点を克服することができます。

例えば、毎日30分から1時間程度、簿記2級の勉強すると仮定します。その後、その日のうちに学んだ内容を復習し、理解度を確認するようにしましょう。復習では、苦手な分野や間違えた問題、重要度が高い分野を重点的に復習することが大切です。また、復習だけでなく、毎日の学習で理解できた内容をアウトプットすることも効果的です。

  • 復習はその日のうちに
  • 苦手な分野・間違えた分野を中心に復習

以上のように、簿記2級の勉強で効果的な復習方法は、頻度と内容のバランスをとった復習です。毎日継続して勉強をしていることを意識し、苦手な分野や間違えた問題、重要度が高い分野を重点的に復習することが大切です。また、復習だけでなく、毎日の学習で理解できた内容をアウトプットすることも効果的です。忘却曲線に影響されないように、適切な頻度で復習し、定着させましょう。

計算が苦手な人のための勉強法

簿記2級に出題される計算問題の傾向

簿記2級の試験では、計算問題が多く出題されます。その中でも、特に決算整理や財務諸表の計算問題が多く出題されます。また、税金の計算問題も出題されることがあるため、税法に関する基礎知識を身につけることも重要です。

計算問題に対する対策と練習方法

例えば、毎日30分ずつ学習するなど、小さな時間枠を設けて取り組むことで継続的な学習が可能になります。また、勉強時間中には適度に休憩を取ることも大切です。集中力が続かなくなったら、10分程度の軽い運動やストレッチを行うなどして体を休めるようにしましょう。

計算が苦手な人にとっては、計算問題に対する対策が必要です。簿記2級に出題される計算問題の傾向を理解し、その問題に合わせた計算方法を確実にマスターすることが大切です。また、計算問題に対する練習をこまめに行うことで、計算のスピードアップを図ることができます。例えば、暗算や計算アプリなどを利用して練習することも有効です。

試験時間内に解答するための対策としては、試験時間配分の意識を持つことが重要です。試験時間が限られているため、各問題にかける時間を適切に配分することが必要です。また、スピードアップするためには、模擬試験を行い、問題に慣れることも重要です。さらに、時間内に解答できない場合に備えて、問題を読み取るスピードを上げるための練習も有効です。

計算問題に対する対策と練習方法

計算問題に対する対策としては、計算力を鍛えることが最も重要です。ここでは、計算問題に対する対策と練習方法を紹介します。

<計算問題に対する対策>

  • 図を描く 問題文にある数字や数量を図として描くことで、問題をイメージ化することができます。また、計算が複雑になった場合にも、図を描くことで解きやすくなる場合があります。
  • 常に細かく計算する 計算問題でよく見られるミスとして、大雑把に計算してしまうことが挙げられます。そこで、細かく計算することで、ミスを減らすことができます。
  • パターンを覚える 計算問題で必要な公式を事前に覚えておくことで、計算がスムーズに進みます。簿記2級の試験の中には、出題パターンが決まっているものも多くあります。それらの問題は、見たら解答パターンが頭に浮かぶぐらいまで繰り返し解きましょう。

<計算問題の練習方法>

  • 過去問題を解く 簿記2級の計算問題は、過去問題を解くことで傾向をつかむことができます。過去問題を解くことで、出題される問題の傾向や計算方法を身につけることができます。
  • 模擬試験を受ける 模擬試験は、実際の試験と同じ時間制限や問題数で実施することができます。模擬試験を受けることで、試験本番での緊張感や疲れ方を体感することができます。また、模擬試験の結果を分析することで、自分の弱点を把握することができます。
  • 時間を制限して練習する 計算問題は、時間内に正確に解答することが求められます。そこで、時間を制限して練習することで、スピードと正確性を養うことができます。問題を1分以内に解くようにするなど

さらに、計算問題に対する対策として、計算スピードを上げることも重要です。計算力を鍛えるためには、多くの問題に取り組み、反復練習することが必要です。

練習方法としては、まずは基礎的な計算から始め、簿記2級に出題される計算問題に特化した問題集を利用することがおすすめです。問題集の解答例を見ながら、計算方法を徹底的に理解することが大切です。

簿記2級勉強での悩みや失敗体験を解決する方法

焦りや不安を解消する方法

簿記2級勉強中に感じる焦りや不安を解消するためには、自分の目的や目標を明確にすることや、計画的に勉強時間を確保することが重要です。また、ストレスを発散するために運動や趣味を取り入れることも有効です。

なぜなら、簿記2級は、一定レベルの知識と技能が求められる試験です。そのため、勉強には時間と労力が必要であり、簿記2級勉強中に焦りや不安を感じることがあります。しかし、精神的ストレスが蓄積すると、学習効率が低下したり、健康面で悪影響を及ぼすことがあります。そのため、適切なストレス解消法が求められます。

例えば、仕事や学校の授業が終わった後に、必ず1時間勉強するように決めたり、週末の午前中を勉強に充てるようにするといった具合です。さらに、ストレスを発散するためには、運動や趣味を取り入れることも有効です。例えば、ジョギングやヨガ、太極拳等、軽く体を動かすことで、頭もリフレッシュできます。

クロマル
クロマル

短時間でも外に出るのがおすすめです。頭がすっきりします。

以上のように、簿記2級勉強中に感じる焦りや不安を解消するためには、自分の目的や目標を明確にすることや、計画的に勉強時間を確保することが重要です。また、ストレスを発散するためには、運動や趣味を取り入れることも有効です。都内の公園散歩の参考にはをおにぎりランチで健康散歩を参照ください。

よくある質問と回答

簿記2級の勉強で一番重要なポイントは何ですか?

簿記2級の勉強で一番重要なポイントは、基本的な概念や用語をしっかりと理解することです。また、計算問題に対する対策も重要なポイントの一つです。

簿記2級の試験時間内に解答するためにどのような対策が必要ですか?

簿記2級の試験時間内に解答するためには、試験時間配分の意識やスピードアップするための練習方法が必要です。学習の最初に過去問に目を通すとともに、一通りの学習を終えたら早い段階で過去問を時間を区切って解いて、時間の感覚を身につけましょう。

簿記2級の勉強中に感じる焦りや不安を解消する方法はありますか?

簿記2級の勉強中に感じる焦りや不安を解消する方法としては、スケジュール管理や適度な休憩、周りとの比較を避けることなどが挙げられます。また、簿記2級の勉強以外の趣味やストレス発散法を取り入れることも効果的です。

まとめ 効率よく簿記2級に合格してスキルアップ!

簿記2級の試験に合格するためには、計算力や知識を高めるだけでなく、学習習慣や試験対策も大切です。しかし、勉強に苦手意識を持ったり、焦りや不安が募ってしまったり、勉強の停滞期に陥ったりすることもあるでしょう。ここでは、そんな簿記2級勉強でよくある悩みや失敗体験を解決する方法を紹介します。

まず、継続して学習するためには、自分に合った学習スタイルを見つけることが重要です。また、ストレスを軽減するためには、リラックスする時間を設けたり、勉強時間を調整することも必要です。試験時間内に解答するためには、試験時間配分を意識し、スピードアップするための練習をすることも有効です。

さらに、計算が苦手な人には、計算問題に対する対策や練習方法を紹介しています。具体的には、計算問題に出題される傾向を把握し、問題を解くためのステップを確認することが大切です。また、計算力を養うためには、簿記2級試験に出題される計算問題を繰り返し解くことが必要です。

さらに、勉強中に焦りや不安を感じたり、停滞期に陥った場合には、原因を分析し、問題を解決することが大切です。具体的には、目標を見直したり、勉強方法を変えたり、外部のサポートを受けることも有効です。

  • 試験対策は過去問確認から
  • 商業簿記・工業簿記それぞれの戦略を理解する
  • 継続して学習するためには自分に合った学習スタイルを見つける
  • 試験時間内に解答するためには試験時間配分を意識する

独学で、これらを常に意識しながら半年間の学習継続は大変なため、専門学校の利用をおすすめします。

上記の学習を行うために、最もおススメなのはスタディングです。スタディングのメリットについては【口コミ有】スタディングで簿記2級に合格!初心者でも短期間で合格できる方法を解説で解説していますので、気になる方は参照ください。

勉強時間が確保できない、とあきらめる前に、スキマ時間を活用して簿記2級合格に向けて動き出してみてください。