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公認会計士試験の最終合格率は7.4%(令和7年・2025年、出典: 公認会計士・監査審査会)です。短答式試験を突破できるのは受験者の12%程度で、そこから論文式試験に進んでも合格率は35.1%にとどまります。
僕自身、大学3年から大学院2年まで、4回この試験を受験しています。結果はすべて短答式で不合格でした。
この記事では、公式データで見る難易度と、4回とも短答式を突破できなかった実体験から、この試験の何が難しいのかを解説します。
この記事でわかること
- 公認会計士試験の試験構成と、最新の合格率
- 4回受験して短答式を突破できなかった、僕自身の経験
- 難易度の高さにどう向き合い、進路を判断すればいいか
公認会計士試験の構成と合格率
公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験の2段階です。
| 試験 | 形式 | 主な科目 |
|---|---|---|
| 短答式 | マークシート | 財務会計論・管理会計論・監査論・企業法 |
| 論文式 | 記述式 | 会計学(財務会計論・管理会計論)・監査論・企業法・租税法・選択科目 |
令和7年(2025年)の実績は次のとおりです。
| 区分 | 人数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 願書提出者数 | 22,056名 | – |
| 短答式受験者数 | 19,800人 | 12.0% |
| 論文式受験者数 | 4,661人 | 35.1% |
| 最終合格者数 | 1,636名 | 7.4%(願書提出者ベース) |
短答式を突破できる人は10人に1〜2人という水準で、まずここが最初の壁になります。

4回受験して、すべて短答式で不合格だった
僕は大学3年・4年・大学院1年・大学院2年の4回、公認会計士試験を受験しました。結果はすべて短答式で不合格です。
大学院に進学した目的の一つは、この試験の受験回数を確保することでした。ただ、回数を重ねても短答式の壁は越えられず、大学院1年の後半からは就職活動と並行して受験を続け、最終的にはメーカーの経理職として就職する道を選びました。
短答式で落ち続けていた当時を振り返ると、財務会計論・管理会計論の範囲の広さそのものより、4科目を同時に、かつ高い精度で仕上げ続けることに苦戦していました。1科目ずつなら理解できても、本番までに4科目すべてを一定水準に保つ調整がうまくできなかったというのが実感です。
結果として公認会計士にはなりませんでしたが、この4年間で学んだ会計学・監査論の基礎知識は、その後の経理実務や簿記1級の学習でそのまま土台になっています。無駄になった時間だとは思っていません。
難易度を高めている2つの要因
僕自身の経験と重ねても、この試験の難易度を高めている要因は主に2つです。
- 学習範囲の広さ: 財務会計論・管理会計論・監査論・企業法・租税法など、性質の異なる科目を並行して仕上げる必要がある
- 必要な勉強時間の長さ: 合格までの目安は3,000〜5,000時間とされ、働きながら、あるいは学業と両立しながら確保するには長期の計画が要る
短答式だけを見ても、4科目を同時に高い精度で仕上げ続ける必要がある点が、単純な学習時間の長さ以上に難易度を上げていると感じます。
短答式で伸び悩んだら、方向転換も選択肢に入れる
僕は4回目の受験と就職活動を並行させ、最終的に受験を打ち切って就職する道を選びました。この判断に後悔はありません。
公認会計士試験で学んだ内容は、簿記や税法の資格、そして経理の実務にも応用が利きます。短答式を突破できない状態が続いている場合、試験を続けるかどうかだけでなく、そこで得た知識を別の資格やキャリアにどう活かすかも、あわせて考える価値があります。
僕自身のその後のキャリアは、原価計算からスタートし、簿記1級・税法能力検定などを取得しながら経理実務を積み上げる道でした。経緯は経理に必要なスキルに書いています。
予備校を選ぶなら、合格実績と続けられるかの2点で見る
公認会計士試験は独学が難しく、予備校か通信講座を利用するのが一般的です。選ぶときに見るべきは、合格実績と、自分が最後まで続けられる形かどうかの2点です。
予備校を比べるときは、合格実績と、自分が続けられる形かどうかの2点で見てください。CPA会計学院は2025年の公認会計士試験で合格者1,092名を出しており、これは全体合格者1,636名の66.7%にあたります。カリキュラムと費用は資料に載っているので、比較の土台として取り寄せられます。
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※1 令和7年公認会計士試験合格者1,636名(※2)に占めるCPA会計学院公認会計士試験合格者1,092名(※3)の割合で算出をしています。
※2 公認会計士・監査審査会「令和7年公認会計士試験の合格発表の概要について」に記載の論文式試験合格者数をもとに記載しています。
※3 2025年合格目標の初学者または再受験者対象のCPA本科コースを受講した方のうち、論文式試験に合格された方を対象としています。
よくある質問
Q. 公認会計士試験に何度も落ちたら、続けるべきですか?
回数を重ねること自体に意味はありますが、僕自身は4回とも短答式で不合格のまま就職を選びました。試験を続けるかどうかと同じくらい、そこまでに得た知識を他の資格やキャリアにどう活かすかを考える価値があります。
Q. 短答式と論文式、どちらが難しいですか?
まず短答式を突破できる人が受験者の12%程度(令和7年実績)です。論文式は短答式を突破した人の中でも35.1%しか合格しないため、両方とも簡単ではありませんが、最初の関門である短答式で苦戦する受験者は多いです。
Q. 公認会計士試験に落ちた経験は、その後のキャリアで無駄になりますか?
僕の場合、無駄にはなりませんでした。会計学・監査論の基礎知識は、その後の簿記1級の学習や経理実務でそのまま活きています。
まとめ
- 公認会計士試験の最終合格率は7.4%(令和7年)。短答式の合格率は12.0%で、まずここが最初の壁になる
- 僕自身は大学3年から大学院2年まで4回受験し、すべて短答式で不合格。4科目を同時に高い精度で仕上げ続けることに苦戦した
- 難易度を高めているのは、学習範囲の広さと3,000〜5,000時間という勉強時間の長さ
- 試験で得た知識は、簿記や税法の資格、経理実務にも応用できる。続けるか方向転換するかは、そこまでの知識の活かし方とあわせて考える
短答式で伸び悩んでいる方は、試験を続けるかどうかだけでなく、そこで得た知識を今後どう活かすかもあわせて考えてみてください。